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磨墨(するすみ)の秘密基地

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家作り備忘録272 A selfbuilder’s note

今週は土曜日に出て、月曜日休みの変則週末。雨のパラつく夜道を駅から基地まで自転車で向かう。
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日曜日の朝は快晴。庭に出ると、ブルーベリーが紅葉を始めていた。
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さて今日は、一週間考えた、二重煙突の蓋を作る。まず、罫書き用のコンパスを作る。棒切れに縦横の線を引き、交点に下穴を空けて、30mmのタッピングビスを通す。
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適当な大きさの四角くカットしたカラートタンの中心にポンチで穴を打ち、それをコンパスの一番端っこのビスに合わせ。必要な同心円を罫書く。
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中心を切り抜いて、細かく切り目を入れた内側と外側の円を折込むと、こんな形の蓋が出来る。
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二重煙突に折り返した端を外側に向けて押し込むと、こんな風に蓋が収まる。さて、ここからが本番。
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下側に蓋をした二重煙突の端を傷めないように、同じ径のバケツに当て物を入れて突っ込む。それを脚立に凭せ掛けて、固定。脚立の下に置いてあるパーライトという発泡軽石を二重煙突の内外のパイプの間に詰め込む。
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煙突は4mもあるので、この脚立の高さまで口を上げて、スコップで流し込む。計算では54リットルなので、この100リットル入りのパーライトが約半分くらいか?少しずつ入れて、時々揺さぶって下からしっかりと詰めて行く。パーライトは6年程前にロケットストーブを自作した時や、ピザ窯の断熱材としてモルタルに混ぜ込んで使って、その効果は良く解っているつもり。だから、二重煙突の断熱材を考えた時にファーストチョイスになった。ロックウールを巻き付けても良かったけど、重いので取り回しを考えると、軽いパーライトに軍配は上がった。
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パーライトがパンパンに詰まったところで、もう一つの蓋をして、一旦軒下に収納。今度は炉台側の壁にタイルを貼る作業へ向かう。
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タイルは、微細孔が沢山ある軽量のエコカラットという貼り付け用のタイル。調湿性と断熱効果を謳っているが、炉台の背景としては、雰囲気と軽さで選んだ。タイルを貼り付ける場合、割付けという下準備をきちんとしておくと、後がかなり楽だ。簡単な割付け図を描いて、カットするタイルの端の長さを決める。
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カット寸を決めたら、片側に割口のついたタイルカッターで罫書き、
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罫書いた線を折り台の角に合わせて、ポキンと折るだけ。綺麗に割れる。ガラスと同じ要領。
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折れた端面は尖っているので、軽く紙ヤスリを当てておく。ここまでやって、今日はお風呂へgo。
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割付け表に基づいて、半分くらいの量を実際に置いてみる。視覚的に違和感が無いか、配置を見直す。線目地と言っても、全長で5ミリ程変わるので、食い切りで端っこを何枚か調整した。
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下地に専用の接着剤を塗って、3mm程の櫛目を当てる。この櫛目の意味は、接着後の伸び縮みを考慮してるのかな?目地を一定にする為、スコヤの厚み1.5mmを使い、均等に目地を入れて行く、ネット貼りという事なので、目地剤は入れない。
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とりあえず、接着剤の乾燥時間のせいで、半分まで塗って、貼り付けてみた。規定時間より寒さのせいで乾燥時間は長目のようだ、モタモタしてるので助かる。
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全面貼り終わった。上手いこと最後までピッタリに貼り終えた。今日はついてる日かも。
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端処理のコーキングに備えてマスキングを貼る。
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変成シリコン系のコーキング剤を塗って、ヘラで上から抑えて背景のタイル貼り完了。来週まで乾燥のため養生。今週はここまで。

First thing in the Sunday morning was to cut out top and bottom lid of doubled chimney pipe fixed last week. The lids stop pouring the fillings out. The chosen filling called perlite tiny bubbled corals.
Insulation effect of perlite for chimney pipe is still unknown. However, this quite lightweight substances works very well when applied on rocket stove insulation. I also have applied this perlite mixed with mortar for my pizza oven. 

Filling perlite between the two different diameter pipes needs a little elevation of the pipe ends as shown above pictures. 54litter of perlite’ll fill the space and tightly sealed by the two kids.

Back to building hearth. Authorities expect firewood stove users install fire protection wall behind the hearth. I have chosen a lightweight microporous tile for this stipulation. Before glue them on the wall, drawing allocation chart helps a lot when applying. According to the chart, literally placed tiles on a sheet of plywood board and viewed any incoherence might be found. Then, clean the wall by air duster and applied glue by trowel. Glue on the wall needs to be combed by trowel specifically made for this purpose. Tile joints needs no filler as the space is minimal. 

Curing time of the glue was about 20minutes. Up to 1.5square meters could be filled by this condition. About half of the wall. First half needed a bit of time, however, the last half went real smooth. 

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# by blacklabsurusumi | 2017-11-13 16:04 | セルフビルド | Comments(0)

家作り備忘録271 A selfbuilder’s note

文化の日にかけて3連休。今週も薪ストーブ炉台周辺の集中作業。早よせんと、冬はもうすぐそこまで来てる。
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文化の日はええ天気。早速二重煙突作り。まずは外側の20cmφのスパイラルダクトに金ブラシを掛けて、表面のメッキを剥がす。ここは丁寧に剥がす程、次の工程が上手く行くはず。
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剥がし終えたら直ぐにペンキを塗る。剥き出しの鉄板はすぐに錆び始めるから急いで塗る。今回は耐熱塗料。300度まで耐えるそうだが、煙の温度はそんなに上がらないし、断熱材が熱の放散を防ぐために、触ってもほんのり温かいくらいに抑えられる。
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お日様の当たる場所に移動して、塗料の乾燥を待つ。天気が良くて助かった。とりあえず1回目綺麗に塗って、後から塗り残しを埋めるついでに2回目を塗って、軒下で乾燥させる。
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レンガを敷く積りで60mm床面より下げて基礎を打っていたけど、家族会議の結果、広めのタイルを貼って、キッチンの床と統一しようという事になり、急遽1355X785の厚さ60mmのモルタル板を敷くことに。この手の板はピザ窯の天板を作った時に懲りたから、設定位置の真横で作る。なんせクソ重たい。押したり引いたりは出来るけど、持ち上げるなんて不可能。そこで、型枠を作り、耐水合板を普通の合板の上に載せて、その上に型枠を固定。焦って、最初のモルタルを入れてから気づいて写真撮った。
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半分の厚さまで流し込んで、割れ止めに鉄筋メッシュの15cm升を挟む。
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後は上澄みの水が引くまで、する事ないので早目にお風呂と晩御飯に行く。3連休のときはいつもデリ風ひよこ豆サラダ作るので、忙しい。
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10:00頃に、一旦上澄みの水が引いた状態。ここから、コテで表面のモルタルを均して、明日の朝までまた乾燥させる。
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朝一、まだ雨が降り始めの時、ミツバチ達の様子を見に行くと。まだ外勤見習いくらいの若い蜂が胸に止まって休憩。大家さんの匂いは憶えてくれたかな?
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炉台ベースのモルタル板はまだまだ乾かないし、雨なので、煙突作りの作業は置いといて、室内で出来ること。チムニー部分の断熱材として、ロックウールを貼って行く。屋根の断熱材の余り。端っこを繋げて組み合わせると、丁度チムニー一杯を埋める量に収まった。歩留まりが良いと嬉しい。
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ロックウールの内側を囲ってしまう箱を石膏ボードで作る。薄いコーナー金具を短いネジで取り付け、仮固定。壊さないように、そーっと持ち上げて、チムニーまで持って行く。
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仮固定で作った内壁をチムニーに納めて、落下防止の桟木を打ち付けて一安心。サイズもぴったり収まった。風呂行こ。
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さて、2日かけて乾かしたモルタル板を指定位置に入れる。朝一からジワジワと、とにかく慎重に慎重を重ねて、合板の上をちょっとづつズラしながらほぼ所定位置まで持ってった。最後の60mmを落とし込むのは超ビビった。梃子の原理で支え棒の高さを3段階に変えながら、
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ピッタリに収まった!思わず「yes!yes!」と叫んでしまった。思惑通りに事が運ぶ達成感を久しぶりに体感。
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今日は天気が良いので、再び二重煙突作り。塗料が綺麗に乾いた外側の200mmに、内側の150mmを差し込み、
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各3点留めで、両入口付近と真ん中にネジで固定し、外と内の筒の距離:約25mmを均等に取る。丁度、内側の煙突が中で浮いている状態。この隙間に断熱材を入れる。
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その前に、下部に接続するステンレスの長さ調節が出来る煙突との相性確認。ちょっとキツイがなんとか入りそう。今週はここまで。

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# by blacklabsurusumi | 2017-11-05 15:01 | セルフビルド | Comments(0)

家作り備忘録270 A selfbuilder's note

先週の週末に大雨と強風で日本を襲った台風21号は、湖西にも沢山の爪痕を残した。とにかくミツバチが心配。
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周りの地区の木々がなぎ倒される中、巣箱は無傷だった。一安心。
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翌朝、巣箱の中を覗いて見ると、かなり冷え込んだせいか?固まって押しくら饅頭。門番もいない。雨が降っているが、少しづつ外勤の働き蜂は巣を飛び出して行く。
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基地の被害は、ピザ窯の屋根が吹き飛んだ。結局、この修繕等台風の後片付けに時間を取られて、作業が進まない。
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薪ストーブの炉台になる壁面の下地作り。隙間をエマルジョン系の接着剤に石膏を練り込んだ充填剤で隙間を埋める。
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煙突が貫通するストーブ設置位置の真上に補強枠を固定。
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切り抜いたところで、本日作業終了。
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キウィが急に熟れ出した。小さなキウィを沢山スプーンで掬ってフレンチトーストに載せて食べる。酸味が適度にあって、柚茶(蜂蜜マーマレード)と良く合う。
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切り抜いた1Fの天井に上下の枠を取り付けて、
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9.5mm厚の石膏ボードをフレームにビス留めして、井戸状の貫通穴を作る。後はコーキングして、2階の床面と面合わせして完了となる。
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いつもは実を付けない富士柿が、今年はいくつか色付いてきた。

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# by blacklabsurusumi | 2017-10-30 22:39 | セルフビルド | Comments(0)

家作り備忘録269 A selfbuilder's note

先週はセルフビルドのお勉強に行ったので、2週間空いてしまった。
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引き続き、洗面所周りから。棚のサイズを測って石膏ボードを切り出すと、3mm程柱間より大きかった。ホントはもう一つ奥の角に入れるつもりで作ったけど、取り出し易さを感じて、手前に移動したら、間柱の位置がズレていた。急遽削り取って、入れ込む事に。
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すぐに固定する為、水跳ねや油分の染み付きを防ぐ目的で蜜蝋を塗る。ココは白木(桧だけど)のまま。
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こんな感じの壁収納になった。洗面台を置いてみないと使い勝手が良く判らないが、取り敢えずこれで行くことに。
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続いて、梁の構造上、直接壁裏に配線を通せないので、一旦、不細工だが天井から出して、再び壁裏に通す細工をする。虫やその他諸々の通り道にならない様に、PF管22mmギリギリの穴をMDFボードに沢山空けて、開口部の枠とで天井板を挟んで、補強とする。蜂の巣みたいになった。
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同じ様な補強枠付きの開口部を壁側にも、間柱を挟んで左右に付けて、PF管を通してみる。配線の露出は内線規定に反するようなので、仕方ない。各PF管に2芯なら3本、3芯なら2本通せるので、充分な本数を確保出来た。これで壁裏に入った各回路配線の末端が下の配電盤用に空けた四角の穴から出て来て、各ブレーカーに接続されて行く。
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ご近所さんの家がどんどん出来上がって行く。両家共年内完成予定ですと。また追い越されてしまった。
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翌日は降り続く雨が一段と激しくなって、いよいよ台風が来たようだ。先週スイッチの上までで止めた壁を上まで仕上げ、
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薪ストーブの背景になる壁の横に羽目板を貼って、壁面に今流行りの軽い石質タイルを貼る境に桟木を打ったところで、本格的に台風が来そうなので、お昼までで帰ることに。投票でも行きますか。

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# by blacklabsurusumi | 2017-10-22 12:59 | セルフビルド | Comments(0)

家作り備忘録268 A selfbuilder's note

以前からどうしても見たかったセルフビルドの理想像を見に、茨城まで行ってきた。
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セルフビルドの大作と言えば、四国にある沢田ハウスが有名だが、この巨大空間を一介の民家に持つ「落日荘」のオーナーは、設計から施工まで一貫して、素晴らしいアイデアと理念でご自宅を建築されている。セルフビルドを志す者が目標にすべき全てを持っているプロジェクトと言って過言ではないと思う。
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こちらが母屋。
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こちらが離れで、
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この長屋門を中央にコの字型をして、落日荘の名の通り、夕陽を望む真西を向いて設計されている。春分、秋分の日、つまりイクイノックスに正面の山の頂上に夕陽が沈むパースペクティブになっている。ほぼ建物の外観は出来上がっているが、完成にはまだまだ日数を要するとのこと。公共性を持つ部分が多くを占めるこの建物。ある意味、日本のセルフビルドを目指す者にとって、勿論そうでない人々にも、その圧倒的な規模、精神性はサグラダファミリア的な意味を持つ。
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ご主人の設計や理念の素晴らしさは前述の通りだが、木工・大工仕事の大部分を奥様が担当しているという例は、他に例を見ない。しかも、その技術の習得実践は、ご主人とこの落日荘を建て始めてからというのが特筆。建築を始めて既に11年が経っているが、基礎の鉄筋作りから始めて、建前、内部外部の大工仕事と奥様の手に掛かった部分は非常に多く、しかも極めて高い精度の仕事をされる。実際にお会いして、その人柄に触れると解るが、何とも明るい面と非常にシャープに物事を判断する面が同居したこちらも素晴らしい人格だ。この二人、奇跡のカップルと呼べる。上の写真は奥様作の道具棚だが、それ自体実用性にも優れた視覚的にも楽しい作品で、曼荼羅を見ているようだ。彼女の蒐集趣味は極めてマニアックで、それら文物が所狭しと並んでいる全ての調度や棚は彼女の作品で、招き猫の為に一部屋あるが、空間配置は見事なものだ。
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膨大な蒐集物は、東西に長い建前の廊下、天井、壁面のあちこちに所狭しと並んでいる。一種の博物館の様相がある。
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こういう軒下の角に見る伝統的な木組みや壁上の意匠は彼女の作品で、精度を極めて高い次元で突き詰めている。
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ここは、宴会スペースで、掘り炬燵になっている。上は、この建物の特徴的な採光窓だが、この建物はとにかく明るい。内への採光は勿論、夜間の外への光の横溢が素晴らしい。設計とはかくあるべきかと。それまで、細部の仕様にばかり目を向けていた自分が、きわめてちっぽけな物を作っているような気がしてしばし呆然としてしまった。
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今回は、この目でこの落日荘を見て、今後の参考にするべく勇んで乗り込んだが、結果は、余りにも次元の違う発想と技術に圧倒され、打ち拉がれて帰って来た。良い経験と言えばそうだが、インパクトが大きすぎて、頭の中が混乱している。当分うなされるだろう。

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# by blacklabsurusumi | 2017-10-15 23:53 | セルフビルド | Comments(0)