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磨墨(するすみ)の秘密基地

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ロケットストーブ試作

なんじゃ、こりゃあ!と言うのがこのストーブの第一印象。はっきり言ってかなり使えます。

職場の配置転換で、久しぶりに長い休みが取れて、今までやりたかった事を一気にやろうと、基地に長居します。その第一弾として、このロケットストーブ。去年あたりから少し騒がれる様になって、その性能について多くの意見や報告がウェブ上に流れ出しました。うたい文句は燃焼効率が普通の薪ストーブの5倍から7倍。構造が簡単。故に自作可能。

もともとアメリカで一部の愛好家が薪ストーブの改良を重ねて、少量の薪で効率良く暖が取れるストーブとして開発。簡単に言うと、煙突を断熱材で囲んで、その中で火を焚くという仕組み。ただし、煙突内部に強烈に引き込まれる空気によって、断熱が完璧に近ければ、理屈上は1000度に達する灼熱をもたらし、ゴーゴーとスゴイ勢いで燃えて行く。まさにロケットに点火した様な勢いである。そして、これを家庭用の暖房に転用したのがロケットマスヒーター。いずれ、これを将来の我が家の主暖房にするつもり。


ちゅ訳で、試作する事に。材料はタダでガソリンスタンドから貰って来たペール缶2個、燃焼塔本体になる煙突部材各種。後は断熱材として、薪ストーブから出た灰。それと、基地をリフォームした時に余ったグラスウール、それに、これも石窯作った時に余ったパーライト。つまり発泡軽石。材料代およそ2000円程度。

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まず火口の位置を決めて、ペール缶の下部に煙突の直径に穴を空ける。そこに煙突部材の曲り管を差し込み、火口部材を取り付ける。曲り管の首一杯迄灰を入れる。灰は優れた暖房効果を持つ。しかもタダ。実際、薪ストーブから灰を全部掻き出して使うと傷みが激しい。十分理に適っている。さらに曲り管に直管を差し込み、グラスウールを直管の回りに入れ、直管とグラスウールの間に灰を入れる。つまり、煙突の外側を灰でスッポリ蔽い、その回りにグラスウールを入れる二重構造の断熱。さらに二段目も同じく断熱し、出口周辺だけ発泡軽石のパーライトで覆う。高熱に晒される部分だけ灰とパーライトを使い、その他の隙間をグラスウールで埋める事に。要するに、断熱材のチャンピオンは空気だけど、其れだけだと対流を起こしてしまうので、デッドエアーとして空間にロックしてしまおうと言うのが趣旨。
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二段目と一段目の継ぎ目をカシメとステンレスシートで接着して、出口周辺の五徳を工夫して取り付けるとほぼ出来上がる。早速点火。建築廃材が沢山あるので、其れを三本程差し込み、火口下の蓋を開けたまま点火すると、「あれ~っ?」燃え上がらん。ちゅうか勢い良く引き込まん。で、蓋を戻してみると、いきなりゴーゴーと燃え出した。ひゃっほ~い。すんげえ~!出口に手をかざすと、あじ~っ!とっ、とりあえず成功したみたい。


で、なんでこの形に作ったかと言うと、基地には調理台がIHのやつしか無い。でも時々、強火でチャンプルーとかチャーハンとかしたいとおもってた訳。すると、この地獄の劫火の様な煙突から立ち上る火はまさしく中華ガス台。早速、中華鍋を五徳に掛けて、キャベツを炒める。さらに卵を多目の油に割り、昨日の冷や飯をブチ込む。チョットだけ余った豚トロを入れて、塩コショーすると、イェ~い、パラパラの焼き飯一丁上がり。使えます。これ。

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とりあえず、上手く行ったみたいなんで、次はマスヒーターの実験でもいずれやります。
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by blacklabsurusumi | 2011-04-30 18:24 | 工作 | Comments(0)
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