ブログトップ

磨墨(するすみ)の秘密基地

surusumi.exblog.jp

家作り備忘録21

建築確認書類を読み直してみた。これが、今後の家作りの指針になるものだし、どの範囲まで逸脱して、好き勝手が出来るかを見極めないといけない。

建築士のオニーサンは、ワシの図面を法的に根拠のあるもの(主に強度設計の面で)にモディファイして役所に出してくれてるので、チョコチョコ元々の構想と違った部分が図面上見られる。

b0229636_143039.jpg

土台伏図

b0229636_143165.jpg

梁伏図

大枠は大差無いけど、強度の関係で入れたかった部材の寸法や設置方向の変更部分は、補助図面の基礎伏図、土台伏図、梁伏図、小屋伏図、その他各部の納まり図を引き直す事になる。役所に届けを出すのは、どんな外見になるかという事を主眼に置いた図面と強度計算書の二つがメインなので、実際にその外見になるにはどのような構成にするかは、補助図面を中心に動いて行く。というか、建築確認書類では家は建たない。

b0229636_143262.jpg



日本の大工さんは元々、板図という一枚の平面図に構造材の配置を盛り込んだ図だけしか描かない。それと尺棒という長い木に立面方向の寸法を書き込んで、後は棟梁の頭の中に描いた家のイメージを伝える事で建てて行く。その差配で家が建つのは素人にとって驚きだが、棟梁には細かい納まりから家の全体像までありありと見えているという。スゴイ事だ。ハウジングメーカー請負の大工さんには、その必要が無いから、本当の大工さんは減ったと言われる。

補助図面を引き直したら、すでに買ってある部材も含めて材料表の見直しをして、予算も変更される。建築確認書類の通りにやれば、最低限の強度しか取らなくても家は建つ事になっているから、ワシが組んだ予算よりずっと安く上がる。けんど、法的に問題の無い範囲で材料の質を上げたり、補助的な部材を入れるつもりなので、そのやり繰りを考える必要がある。

後は、家作りのコンセプトに合致する材料が調達出来るかだが。テーマは「めんどくさい家」だから、その基本方針を体現出来る材料となる。この家作りが上手く行って完成して、移り住む頃には、定年間近となるので、老後をどう過ごすかと言うのが最大の関心事。健康に天寿を全うするにはどうするか?死ぬ間際までキチンと身辺自立して生きるには、生活の中で常に体を動かし、頭を使う事じゃなかろうか。

朝起きたら、まず雨戸を開け、季節に応じて窓のアタッチメント(網戸とか)を調整、寒ければ薪をくべ、火を熾し、湯を沸かす。食事を摂り、片付けをし、掃除をする。畑に出て、作物に手を入れ、収穫する。日中はそれぞれが一日の仕事をこなし、風呂にお湯を取り、食事を作り、戸締りをしてまた眠る。その日々の生活の中で、大きく導線を取ったので、家の中を動き回るにも数歩多い。アルミサッシではなく、木枠の窓なので数手所作が多くなる。常に少しづつ体に負荷を掛け、それが当たり前の生活になる仕掛けを作る。それに、安全性と省エネ性能を盛り込む。快適ではないかもしれない。でも快適性って、気持ちの問題だから、数値で測れるものでも無いし、「快適だ〜、快適だ〜。」って言ってりゃ、快適になるんじゃなかろうか?住めば都って言うでしょ。^^;

作り付け以外には家具を出来るだけ置かない。ユーティリティスペースを広く取る。キッチン以外で連続した動きを分断する。つまり、何かしようと思ったら手順を考え、2つ以上の場所を経由しなければ行動が完結しないような什器設定にする。そうする事で、歩数を稼ぐ。急な雨が降って来たら大変そうやな。でも楽しそう。^o^

b0229636_143381.jpg




今日は、恭一さんに誘われて、長浜にあるエコワークスと言う大工集団の作業場にお邪魔して、木枠のサッシ作りを見学させてもらった。とても良いペアガラスのアルミサッシが中古で手に入ったので、これを木枠のサッシに作り変えるとのこと。大工さん指導のもと、墨付けして、プレーナー掛けからホゾ切り、組み付けまで。
b0229636_142881.jpg


木はやっぱり良い。アルミは一度形を変更すると全く使えないけど、木枠はある程度の自由度があるので、簡単に作り変える事が出来る。そして、木枠そのものもプレーナーやホゾ切り機械で綺麗な木肌に生まれ変わる。自分の構想にドンピシャに嵌る加工技術を実際に見れたのは、かなり幸運な事だった。これで、開口部のメドが立つ。後は図面引いて納まり考えたら良いだけなんで、大幅に進捗。恭一さんに感謝せな。

On reviewing registration file, I've found some discrepancies with my original design. This means I have to redraw scheme on foundation and other over view of pillar allocation. While, revising bill of material and estimation accordingly. Authorities are only interested in 2 points. One, how cross cut side view of a house looks like. Two, structural resiliency. However, required schematic design pictures are useless for building a house.

Traditional Japanese carpenters draw just a brief picture of pillar allocation. This simple over view and a yard stick is sufficient enough building a house for a Japanese carpenter. Which sounds quite amazing but complicated whole structure of a traditional Japanese house is clearly drawn in his mind.

Concept for building my home stands for "clumsy house". By the time we move into my new house, we will be about to retire. Our main concerns will be how we live our pension life healthy. Care taken life sounds miserable. To live a healthy life, I've set some tricks on my house design. Living in my house needs a little hassle. Extra move enforce us minor physical burden which accumulates to be a good exercise for an older person. So that I can live without care taker's help till the end of my life.

I've visited a workshop in Nagahama today. The guy I've introduced on my last blog runs this workshop. One of carpenters has shown us how to fix an window frame. The whole procedure was quite stimulating. Knowing wood as far versatile material than aluminum sash changed my entire scheme of building opening fixtures such as windows and doors. Thanks Kyoichi-san invited me to the workshop!
[PR]
by blacklabsurusumi | 2013-01-20 08:49 | セルフビルド | Comments(0)
<< 家作り備忘録22 家作り備忘録20 >>