ブログトップ

磨墨(するすみ)の秘密基地

surusumi.exblog.jp

カテゴリ:農的生活( 75 )

タイトルの字は、ヒサゴと読んだり、フクベと読んだり。瓢箪の意味ですね。ずっと昔から、日本でも食器、柄杓、水筒として重用されてきた特別な植物の実。もちろん食用にも。豊臣秀吉が馬印にしたので、結構象徴的にも使われて、沢山出来るので繁栄の意味にもつかわれたり。薀蓄を語り出せばきりが無い。

何故か小さな時から時代劇が好きで、背景の小道具に時代考証を読むのが趣味だった。農家で百姓が水瓶から半分に切った瓢箪で水をガブガブ呑むシーンや、素浪人が腰に下げた瓢箪から酒を呑んで敵を斬りまくるシーンが目に焼き付いて離れない。
b0229636_0495668.jpg


もちろん食用として、干瓢となって売られているのを見て来たが、瓢箪(夕顔)の実を剥いて紐状にして乾かしたものだったと知ったのは、大人になってから。魚は、切身でパックに入っているのしか見た事が無い子供を笑えない。

土曜日にイベントのキャンセルで、急に出来たオフ。湖東を車で走って長浜で買い物中に見つけた瓢箪専門店。看板に「全日本瓢箪会本部」と書いてある。だいたいこの全日本系の文字が踊っている所は胡散臭い。でも、瓢箪の文字に対する興味が優って、入って行く。2階に上がって行くと、色んな瓢箪が所狭しと並んでいる。その中にこんなコーナーを発見。
b0229636_0494923.jpg

一目見てソレと判った。ずっと欲しくて、自分で木工用旋盤買って作ろうかと思っていたモノだ。瓢箪の栓。すげ〜。いっぱい種類がある。屁みたいに安い。しかも、自分で考えてた物より遥かに使い勝手が良く、他の部品との連携も良く考えられている。やっぱ、こういう歴史が古い物は、先人の知恵が出し尽くされているので、一度既成品を見るのが一番手っ取り早い。
b0229636_0495158.jpg

実は、一昨年の秋にどっかの道の駅で見つけた瓢箪を家内が買って会社の飾りに使っていたのだが、変色して要らなく成ったのを貰って、干していた。その後、振ると中でカラカラ音がする位に乾いたので、水に浸けて、表面の薄皮を剥いた状態で、また乾燥させていた。これをそのうち加工して使えるようにしたいと思って、そのまま放置する事、約半年。今回、急展開で、
b0229636_0495322.jpg

ヘタを取り、口に穴を開け、栓の直径より少し小さ目になったところで、中の種や芯を取り出す。水を入れて降って、逆さにしたら、色々出て来た。おおまかに松葉箒の先端を一本取り外して中に突っ込み、ワタを掻き回して外す。種と一緒に出て来ないものは、さらに針金の先に引っ掛けて取り出す。種は発芽させて、来年植えるつもり。
b0229636_0495413.jpg

とりあえず、栓と房付きの紐を着けてみた。これで、腰にもぶら下げられる。シンプルで良く考えられている。乾いて使えるようになったら、酒でも入れてみますか。

b0229636_0495525.jpg



西アフリカの民俗誌を読むと、瓢箪が色々な使い方をされている。食器や水筒、ボウル、楽器と生活の色んな場面で活躍している。形も典型的な上下で大小の紡錘形と言うより、巨大な下側に柄の様な細長い上部が着いているのとか、長い紡錘形で上下に差が無いのとか、バスケットボール位のまん丸のとか、種々雑多な形が生活の中で利用されている。

基地に移住したら、棚作って、大型の瓢箪作りたいな。
[PR]
by blacklabsurusumi | 2013-08-26 08:07 | 農的生活 | Comments(2)

ストラトチャージドエンジン

前回、取り上げたストラトチャージドエンジン。早速、今の草刈り機がガソリン漏れを起こす様になっていたので、後継としてゼノアのエンジン刈払機 BCZ300W-EZを注文。

b0229636_21475376.jpg

週末に合わせて基地に届けて貰うことに。いつものネコさんのおネーサンから「置いといたよ~。」の留守電が入ってた。着いてから早速梱包を解き、組み立てる。

エンジン本体とシャフトが別々の箱に入ってる。アクセルとキルスイッチのケーブルがシャフト側から伸びてて、アクセルワイヤーと同じ被覆でエンジン側に接続する。プラスマイナス関係無しにどっち側からでも端子を差し込める、サルにも出来る接続っ!ワイヤーの外れ防止キャップを取り付けて、シャフトをエンジンのクラッチに差し込むと接続完了。

b0229636_2150935.jpg

とりあえず、付属のチップソーを取り付けて、エンジン始動。この機種はアクセルリリース用のセーフティレバーが付いていて、放すと自動的に回転が止まる仕掛けになっていて、ちと面倒臭い。まっ、じきに慣れっしょ。

b0229636_21543922.jpg

背負い方も今までの片掛けのストラップじゃなくて、フルボディのハーネスタイプ。肩凝れへん。(^-^)/

エンジン音は前のリョービに比較するとかなり静か。耳障りなバリバリ音がしない。そしてなんちゅっても振動がかなり少ない。これで体への負担が大幅に軽減される。それと、これホンマに30ccかっちゅう位ガソリンが減れへん。このクラスの刈り払い機では、30ccはほぼ最大。この上は、エンジン本体を背負う分離型になる。

実際使ってみて、やはりエンジンが大きい分トルクがあり、低速でも力強い。次はナイロンワイヤーのアタッチメントを付けてやってみよう。久しぶりにチップソーで刈ったんで、庭の草、虎刈ってまった。(^_^;)

b0229636_21564771.jpg

調べてみると、以前買った2台目のハスキーのチェンソーがどうやら、EーTECHとして発表した同じ仕組みの層状掃気タイプの同型エンジンらしいことが判った。らしいと言うのは、ストラトチャージドエンジンとほぼ同様のメリットがあることが記載されているが、国産と違って、しょーもない機能を針小棒大に言うアメリカの広告は逆に核心的な事項は徹底的にお茶を濁す所があり、完全にパテントが取れるまで、オープンにしない。因みに、ワシの359はアメリカ国内向け仕様の並行輸入品。

その特許が日本の小松系譜の技術力ではかなり屁みたいな部分を、ハスキー傘下に入った事で自由に使えるようになり、本家の性能を悠々と凌駕するエンジンを作り上げた。同様の機構でありながら、ハスキーよりも15%近く燃費がよろしい。ゼノアやるもんだね。まぁ、どちらにしても、長い間、やれ瞬発力や、パワーやと言う事で、環境対策に目を瞑って来た2ストエンジンの歴史に於いてこの層状掃気型のエンジンは、明らかにエポックメイキングだし、バイクを始めとする多様な内燃機関の製品を持つハスキーにとって、さらに大きなビジネスチャンスをもたらすだろう。又、国内販売でゼノアと組んだメリットは非常に大きいだろうな。

加えて、メンテの簡便さも特筆だし、ワシのような年寄りにも見て解るシンプルな構造もありがたい。今回の買い物は正解だったと思う。
[PR]
by blacklabsurusumi | 2012-07-08 21:20 | 農的生活 | Comments(0)

今年の梅

b0229636_15222776.jpg


基地に来るようになって、毎年の梅の収穫は楽しみの一つ。だが、今年は全くの不作。昨年が大が付く程の豊作だったのに、今年はその1/10位の収量。

b0229636_15223117.jpg


磨墨家の夏を乗り切る為のサワードリンク。それには梅が欠かせない。唯一、酢を足さずに出来るサワードリンク。しかも、クエン酸回路に働きかけて、疲れが取れる。それも、この量じゃあ夏前に飲み切ってしまう。今年は裏年と諦めるしかないか?

b0229636_15223393.jpg


今年は菜園にトマトが復活。猿除けの電柵が出来たので期待して植えたけど、最初の苗は半分オモチャにして猿が抜いて行った。やっぱ2-3匹罠で捕まえて、竿に吊るしとくのが一番やね。

b0229636_15223424.jpg


ボイズンベリーが熟してきた。でも、こっちも不作。これはミントを根っこ周辺に放置したのが失敗。地下茎の植物は蔓延るので場所を選ばんと。因みに、手前のハーブ園ではミントがきれいに棲み分けしている。ペパーミントとスペアミント、それとアップルミントが喧嘩せずに植わって、レモンバームが境界を争っている。

b0229636_15223625.jpg


キウイが元気だ。去年は6つ程しか実を付けなかったけど、今年は50程着いた。冬の間雄花の茎は鹿に喰われて全く役立たず。虫がどっか近所から花粉を運んでくれたお陰。ここにも猿吊るそうっと。(^-^)/

b0229636_15223770.jpg


今朝は基地に早く着いたので、騒音を立てても良い時間まで、刈り払い機のメンテナンス。最近ちょっとうるさいのと、ガタガタ音がするので、エンジンをバラして、オーバーホール。エグゾーストのカーボンを取り除き、ピストン内を洗浄。古くなった点火プラグを交換。クラッチ周りを清掃して、シャフトをシッカリ組み付けた。するとあっけない程異音がしなくなった。ガタガタ言ってたのがシャーっと回転するようになった。パワーも上がったので、ナイロンコードの刃が切れる切れる。コレ、実は現代農業の最新号を読んで思い立った。

b0229636_15223983.jpg


草刈りの特集。当然メンテも詳しく載ってる。特にエグゾーストの清掃は目からウロコ。効果テキメン。ここを弄ったのは買ってから初めて。殆ど草しか刈ってないから回転系に負担が少ないとは言え、やはり排気はきちんとコントロールしないと、2ストのエンジンは傷み易い。最近、と言っても4-5年程前からこの2ストエンジンに画期的な排気機構が導入され、ワシの持っているチェンソーのメーカーがこれを刈り払い機にも導入したらしい。

ストラトチャージドエンジン。日本語で言うと掃気層状排気機構エンジンと言うらしい。要するに、今まで2ストの排気は混合気まで一緒に排出してたので、NOXや粒状化物質の量がハンパ無かったんだけど、ストラトチャージドエンジンでは、排気の前に混合気を排出しないように空気を送り込み、燃焼効率を飛躍的に向上させたとある。だから、燃費も40%以上向上し、尚且つ、低公害。さらに触媒を使わない機構なので、熱保持が大幅に無くなり、エンジンへの負担が最小限で済む。どうしても高回転にはなり難いので、ハイトルク型のエンジンだから、ちょっとサイズが大きな方が効果が出易いだろうな。竹や潅木がズバズバ切れる、30cc位のハイパワー刈り払い機買おうかな。
[PR]
by blacklabsurusumi | 2012-06-23 13:46 | 農的生活 | Comments(0)

農作業日誌其の丗弍

b0229636_20403751.jpg


皆様、Season's Greetings!ちゅうことで、今年も寄せ集めの材料によるエバーグリーン・リースを作ってみました。たまにはちょっとだけデコラティブにしてもええかなと思って、タマタマを飾ってっました。相変わらず、あのでっかい松ぼっくりはそのまま使用。

b0229636_20425585.jpgb0229636_20433511.jpg

3日分の落ち葉を掻いて、落ち葉ダンプへ。黄モクレンや柿の木を剪定して、たまたま放置していたほだ木を覗いて見ると、あれまぁ。生えてる!しかもデッカイの。しめじも一緒に3連休初日はのんびりしましょ。

b0229636_20452893.jpg


さて、今日は大豆収穫の日。朝から周りの落ち葉掻きを済ませて、畑へ。まずは根っこから引き抜いて、出来るだけ葉っぱを落とす。鎌でバッサリ落とすと、パパッと茎を外して、出来るだけ豆の鞘と枝だけにしてドンドン一輪車に放り込む。

b0229636_2046568.jpg

一杯になったら、軽トラの荷台へ。ノンビリやってたら2:00を回って、お腹が空いて来たけどもう少しなので、全部刈り終わるまで頑張る。

b0229636_20481351.jpg

一旦、庭にブルーシート敷いて全量を把握。お昼にすることに。

b0229636_20503958.jpg


其の前にちょっとだけシソやバジル、ニラの種を採取。来年用に。

b0229636_20514443.jpg

昼飯後はハサ掛け。4-5把毎に束を2つ作って、藁の細縄で軽く結束。2-3度捻って棒に掛けて行く。いつもの石窯の脇の単管。日が暮れて見えなくなるまでやったけど、翌日に持ち越し。

b0229636_2053559.jpg


やっと掛け終わった。何とか乾いて、来年の味噌用に出来たらいいな。脱穀は2週間後。
[PR]
by blacklabsurusumi | 2011-11-25 19:46 | 農的生活 | Comments(0)

農作業日誌其の卅一

b0229636_22594232.jpg


秘密基地に来るようになって、初めて富士柿が実を着けた。
干し柿としては最高の品種だけど、放置されて全く結実しなかったが、3年間根元に刈り草を敷き、堆肥化して養分を吸い、蘖が伸びて樹勢を取り戻した。それにこの冬の寒さで一気にスイッチが入ったのか。

b0229636_2311772.jpg

ピーラーで剥いて柄をわら縄に通して、吊るした。この冬はストーブに当たりながら喰うとすっか。

b0229636_2343788.jpg

種まきから約150日。ほぼ予定通りに落花生の収穫を迎えた。最初は勝手が解らず、鋤で土を起こしながら、子房柄を引っ張るとブツブツと切れて一気に収穫出来ない。

b0229636_238189.jpg


発芽した根っ子を引っ張ると全体がジワジワと浮いて、ゴッソリ取れるコツが判ると後は簡単。朝飯前の作業約2時間程で掘り終えた。

b0229636_2310662.jpg

軽トラの荷台一杯になった。予想以上の収穫。

b0229636_23115666.jpg

今日は地区の竹伐採日。いつもの様に破砕機を使い、3箇所に竹チップの山を作り、一冬越せば春には堆肥として使える。来年も落花生絶対育てる。
[PR]
by blacklabsurusumi | 2011-11-13 22:28 | 農的生活 | Comments(0)

農作業日誌其の参拾

b0229636_011228.jpg


10月はみんなが来てくれたり、里帰りで農作業をサボっていた。取り敢えず収穫期さえ外さなければ問題無い程度まで作物が育ってくれてたから、放っておいたのが幸いしたのか、順調。里芋の成長だけが心配かな?

b0229636_055010.jpg
b0229636_064715.jpg

ところで、話は変わるが今年はドングリが豊作。でもって、猿や猪が来ない。山に豊富に餌があるからか?そうは単純じゃないだろう。年初からの寒波が続き、3月までかなり寒かった。当然餓死で固体数も減る。春からは厳しい冬を反映して作物が多く実り、個体数に見合った食料を提供したのじゃあないか。冬らしい冬は自然界にバランスをもたらす。夏も暑かった。

b0229636_015166.jpg


メリハリのある季節の移ろいが調和の取れた作柄をもたらす。農作業を始めるようになって、そんなことを体感するようになった。

b0229636_0115964.jpg

今は冬への準備期間。先日伐採依頼のあった桜の薪を積み上げる。

b0229636_0124130.jpg
b0229636_0131855.jpg

来年の春を目指して、必要な踏み込み温床の為に、いつも落ち葉の捨て場所にしてたところを囲って落ち葉ダンプを作成。夏の間に貰っていた竹を使った。良く乾いたヒノキの枝で杭を打ってその周りにネジで固定、真ん中を竹の半端棒で補強。ちょっと大きすぎたか?まぁ良いでしょう。

b0229636_010113.jpg


落ち葉を集めるのも大変。きっちり道具を使い分けて大量に集めます。


お友達のマコリンさんに教えて頂いて、近所のコイン精米機からヌカを1袋頂いて来た。いずれ必要量を確保しよう。もみ殻も地区を管理している仲良しのおじさんのところから頂くことになった。マコリンさんからEM発酵のボカシを作る会に参加させてもらうことになっている。着々と準備ができている。さて、どの苗を作ろうか?今から楽しみ。
[PR]
by blacklabsurusumi | 2011-11-01 00:01 | 農的生活 | Comments(0)

農作業日誌其の廿九

ネイティブに感謝

久しぶりに更新。富士山に行ったり、家族サービスしたりと、キチンと畑仕事が出来てなかった。その上、台風は来るわで、畑が心配になってたけど、心配して損した。Veni Vidi Vici.
作物は悠々と成長していた。これもひとえにネイティブのおかげ。みんな雑草なんて呼んでるけど、ワシは尊敬を込めてネイティブと呼ばして貰ってます。苗が小さな時は日除けとなって守り、日照りが続くとグリーンカーテンとなって保水し、台風が来ると、ガッチリ根っこのスクラム組んで、倒伏を防いでくれるし、余計な窒素は分散してくれる。なんとまぁ、至れり尽くせり。ウチの作物はネイティブに守られて成長しています。

そして、この時期、収穫の前になると、その役割を終えて、我が作物をその周辺でナンバーワンに押し上げてくれたら、一旦きれいに除草させてもらって、さらに草マルチとなって表土を守ってもらう。腐敗すればもちろん堆肥として栄養を循環してもらう。露草さん、スギナさん、ヨモギさん、その他名前も知らないネイティブの皆さん、ありがとう。あなた方は週末似非農民のスーパーヒーローです。ネイティブがいなかったらと思うと、きっと途方に暮れるだろう。

b0229636_1350761.jpg

で、奥手の大豆はシッカリと鞘が着いた。

b0229636_13513235.jpg

今年初めての落花生は盛んに子房柄を地中に伸ばしてる。ちょっと試しに抜いてみると、ちゃんと鞘がで来ている。

b0229636_135416.jpg


サトイモも元気に小芋を成長させている。

b0229636_1355549.jpg


畑仕事を終えて、軽トラに戻ると、サツマイモが荷台に載せてある。田舎の雄弁なコミュニケーションツール。「お疲れ様、お食べ。」と言っている。お隣さんからだろう。また、ウチのが採れたら、少し包んでお返ししよう。こんなやり取りを重ねて、地域の人達と繋がってゆく。田舎暮らしはやめられない。
[PR]
by blacklabsurusumi | 2011-09-11 20:13 | 農的生活 | Comments(0)

農作業日誌其の廿八

小川山キャンプでクライミング三昧の後は、同僚と沢登り。登りまくった3日間から一転、放ったらかしにしていた畑へ。

b0229636_21521695.jpg


先ずは畑周りの草刈り。師匠のご主人からまたまたトマトジュースの差し入れ。汗が噴き出す程暑いけど、風があるので何とか凌げる。刈り取った草をマルチ代わりに里芋の畝に敷いて、直ぐに三角ホーで大豆の世話。畝周りの強力な草を取り除いて、土が露出したところで土寄せ。

b0229636_21505629.jpg

帰りに田んぼの脇を通った時に田の神を見つけた。小さな石に彫った地蔵様が風化していた。こころ和む田舎の風景。こんな民間信仰に守られて作物は豊穣な実りを続ける。暑くてぶっ倒れそうなので、昼前に切り上げてスルスミと川へ泳ぎに行く。何とか身体の温度を下げて基地へ戻り、庭の菜園で枯れかけているニラを植え直す。じき元に戻るだろう。

b0229636_21574881.jpg

雨水井戸に、前日からちょっと異変が。水が上がらない。どうやら底を着いているようだ。早速、導入口から溜め升への経路を調べると、泥が詰まって、雨水が排水管の方へ流れて行ってしまってた。しかも、雨樋のフィルターが詰まっていて反対側の樋へ流れていたようだ。長い間メンテナンスを怠ったのがいけなかった。

b0229636_21542569.jpg

翌日は、朝から堆肥化した竹チップを軽トラで回収。良い具合いに発酵している。気の早いメスのカブトムシが卵を生みに来ていた。捕まえて近所の子供にあげた。またいくらでも来るだろう。適当に堆肥を残してあるので、来年には沢山幼虫が孵化するだろう。

b0229636_21553613.jpg


ネコとスコップを一緒に積んで、軽トラで畑へ。大豆の畝から始めて、落花生、最後に里芋の畝にマルチと堆肥、両方として撒いた。それぞれの経過を見ながら、できるだけ根元に撒いて行く。大豆はまだまだ成長に差があるが、大分揃って来た。花が着き、鞘が着き始めた株もある。

b0229636_2159155.jpg


落花生は子房柄を盛んに伸ばし、順調に成長している。チョット確認の為に掘って見ると、立派な鞘が出来ているものがあった。かなり期待できる。土が露出している部分は全て覆って、竹マルチで次の雨まで何とかもって欲しい。竹チップの堆肥としての効果は未知数だが、畑の菌相を向上させるという意味では充分効果があるだろう。
[PR]
by blacklabsurusumi | 2011-08-14 23:57 | 農的生活 | Comments(0)

農作業日誌其の廿七

やっとライ麦の脱穀が終って、大豆や落花生の世話が出来る。

b0229636_22315538.jpg

今週の庭チェックは、まずキウィ。猿が来たらしい。でも、前回爪で引っ掻いただけの実が落ちてたので、拾って裏返して見てみると、齧った跡がある。バーカっ!この時期の実は相当渋い筈。ざまみろ。植え直したネギは案の定、抜かれてた。ブラックベリーは最初に見掛けが熟れている実を食べて、渋かったので、他に手を着けて無い様子。ゴーヤは順調に弦を伸ばしている。

b0229636_22324775.jpg

一番嬉しいのはミョウガが初めて顔を出したこと。3年目にして苗の生育面積が倍に。

庭のダメージが少なかったので、畑に出てみる。回りが大分草ボーボーになって来た。とりあえず、大豆の畝に入る。結構個体差が激しく、まだ三葉のものから6葉のものまでいろいろ。一個しか発芽しない苗もあれば、三粒全部発芽して大きく育っているものも。元気に三粒発芽している苗から空白部分に植え替えると、ほぼ6畝全部がバランス良く植え付けられて、キレイに揃った。後は、雨さえ降ってくれればと思ったら、願いが天に届いた。夜間は久々の土砂降りっ!かっ、完璧や~。翌日見に行くと、うな垂れてた植え替えの苗が、嬉しそうに天に向かって葉を広げている。

b0229636_2234256.jpg


ビギナーズラックまだまだ続く。雑草を抜いて、競合が無くなった落花生は盛んに花を咲かせている。出遅れは取り戻せそう。

b0229636_2235480.jpgb0229636_22361041.jpg

帰って、ライ麦を挽こうと思ったら、前の米粉が付着しているので、洗って乾かしいる間に、台座を作るモチベーションが湧いて来た。このタイミングを逃すとやらないから、直ぐに道具と材料を揃える。材料は3cm厚の寄木の板。60cm平方位。真ん中の石臼が載る部分と縁を残して、これを1cmの深さでお盆状に掘る。となると、ルーターしか無い。久しぶりに取り出して、説明書見ながら、8mmのバイトをチャックで固定し、ガイドを着け、まず中心から円状に台座の縁を削り出す。時々外れそうになるコンパスの軸足を押さえながらグルリと一周円を描く。次にアタッチメントガイドを替えて直線に移り、外縁を削り出す。木の目に対して縦方向は割れが入り易く、横方向は削り易いがカスが溜まり易い。加減が解ると一定の速度で削れるが、節や年輪の幅が変わると弾かれてしまう。忍耐と集中力。こういう作業向いて無いなぁ。一周回ると、ガイドを削り出すバイト幅の分広げて、真ん中に向かって掘り進む。結構時間掛かったけど、何とか終了。後はディスクグラインダーで毛羽を除いて仕上げる。はへぇ~。できたぁ~。あ~しんど。今日はココまでで温泉へ。

b0229636_22374110.jpg


翌日は朝から粉挽き。ライ麦パンのレシピをクックパッドで確認して、とりあえず500g挽くことに。台座は快適そのもの。石臼の回りに次々とライ麦の粉が、蟻の巣の入口みたいに積み上がって行く。

b0229636_22382014.jpg


芯の鉄パイプの中に入って行った約50gを除いて、約450gが挽き上がる。さらにこれを篩いに掛けて、95gのフスマと345gの全粒粉に別ける。歩留まり約7割。まあまあやね。

b0229636_22391398.jpg


後はクックパッドのライ麦パンの中から適当に選んで、窯に火を入れて準備。今回はハード系をチョイス。いつものように捏ね無いタイプ。クープを入れることにしたので、表明をつるんとした形に丸く仕上げる。カッターの刃を折って新品に。スパッと、きっ、切れない。3個目に刃を長く出して切ると、上手く来れた。面倒臭いのでそのまま窯へ。

2次発酵している間に、畑に出て草刈り。刈り取った草はマルチとして里芋の畝に敷き詰める。師匠から搾りたてのトマトジュースの差し入れ。大豆も昨日の雨で元気良く背伸びしている。来週、追肥やな。落花生は中耕して、地上根を土にいれ易いようにしよう。

基地に戻って、クープのはいったパンを焼く。今回は表面のパリパリ感を出す為に、ダッチオーブンの中に霧吹き。パンの表面にも。片付けをしていると、所定の15分が経過。蓋を開けると、キレイにキツネ色に焼けたライ麦パンが。味はシッカリとして滋味があり、ほんのり甘味がある。美味い。新聞紙に包んで持って帰る事に。来週はスルスミと沢登りや。
[PR]
by blacklabsurusumi | 2011-08-01 16:04 | 農的生活 | Comments(0)

農作業日誌その廿六

先週に引き続きライ麦の脱穀を。その前に庭のチェック。

b0229636_18562213.jpg

四角豆は順調に弦を伸ばしている。先週の帰り際に立てた網棚にしっかり絡み付いている。猿が来た形跡も無く、ネギも荒らされていない。ブラックベリーは少しづつ色付いている。ブルーベリーはまだまだ。ミョウガも覗いて見るが、こちらもまだ。

b0229636_18574628.jpg

チェックが済んだら漬けていた梅を土用干し。明日まで天気が続くということで、この機会を逃したらアウトなので、何を差し置いてもやる!梅は久しぶりに特大サイズで、前回の半分の数量、笊1枚分。今年は完熟梅を使ったので、甘い梅の香りが周囲に広がる。宝石のように綺麗な梅。期待できる。

b0229636_18584374.jpg


さて、脱穀を始めますか。ブルーシートに包んでたライ麦の藁束を半分づつに解いて、穂先を揃える。これがなかなか面倒臭い。でもきちんと揃えないと上手く脱穀しない。これは収穫の時にこの事を頭に入れて束ねないと。脱穀機のカムが上死点を超えるまで手で回して、回転プレートを踏んでやると勢い良く回り始める。ライ麦がパラパラと良い音を立てて脱穀されてゆく。綺麗に鞘から実が落ちたのを確認して、次の束に移る。日は高いが、風が気持ち良い絶好の脱穀日和。快調に進んで、穂先だけで飛んだ分を残してお昼。素麺が美味しい。スルスミと川へ泳ぎに。台風の影響で川は増水してるので、流れ込みの沢に入って体を冷やしてノンビリ。

b0229636_18595381.jpg

帰ってから、今度は唐箕を出して、選別作業。まず、脱穀した一切合財をブルーシートの中心に集め、おおまかに目安を付けて、一番底に溜った細かい藁屑と実を沢山含んだ部分を桶に集める。これを唐箕に掛けると約8割の実が回収できる。扇風機を強にして少しづつ吹き飛ばしながら選別。プラスチックのショウケに綺麗なライ麦の実が溜って行く。ざっと選別したら保管用の容器へ移す。これでほぼ全体の7割位が入った。

b0229636_193182.jpg

次に鞘から実が落ちない穂先だけが飛んだグループを篩いに掛けながら実と藁屑を分ける。また、この溜りを唐箕に掛ける。これで約8割五分が回収終了。明日に残して今日は終了。

翌日は朝から畑に出て、雑草に覆われた里芋の畝をキレイにする。台風の雨で大豆もかなり発芽が進み、まだ小さいが、なんとか6畝分育って欲しい。師匠にお約束の麦藁を納品すると、お返しとトマトやら豆、ピーマンとまたワラシベってしまった。

b0229636_1912648.jpg

帰って、残りの選別作業を。籾摺りをしたいのだが、機械も無いので、一試案。ゴム付き手袋をして篩いに押しつけて揉むと、思ったより簡単に実が離れた。木陰で穂先だけを集めて籾摺り作業。面白いように藁屑と実が別れて、簡単に作業は終わった。唐箕を出すのが面倒なので、ショウケに入れて風に向かって放り上げると藁屑だけ飛んでって、あっという間に選別出来た。う~ん、唐箕の存在価値が???まっ、いっか。時間を考えると、原始的なやり方の方が早いという良い例かもしれない。ドライに現実を受け入れよう。

b0229636_1943029.jpg

梅が乾いた。何度も丁寧に方向を変えてあげて、全体が満遍なく太陽の恵みを受けるように気を配った。前回よりちょっとは手際が良くなったけど、また、美味しい梅干しができるだろう。絞った紫蘇を梅と交互に樽に入れて、布巾で梅酢を濾しながら入れる。ちょうどひたひたに浸かって。思った通りの仕上がりに。はい、秋には美味しい梅干しになってくれよな。
[PR]
by blacklabsurusumi | 2011-07-24 17:55 | 農的生活 | Comments(0)