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磨墨(するすみ)の秘密基地

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カテゴリ:セルフビルド( 299 )

家作り備忘録13

朝から天気が良いので、もう放っておいても熟す兆しの無いトマトの畝を片付けることに。

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青い実が結構採れた。これは風通しが良い所に置いておくだけで追熟するので、このまま放置。

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終ってから刻みの作業に掛かっていると、またまた地区管理のおじさんからご近所の枯れかけの木を伐りたいので手伝ってくれとお声が。基本、この方のお誘いは断らない事にしている。いろんな意味で田舎暮らしの師匠だし、何故か馬が合う。一緒に作業していて楽しい。で、今回も息がピッタリ合って、見事に思い描いたラインに伐倒出来た。気持ちいい〜。

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お昼を済ませて、作業に戻っていると、外で蹄の音がしたので出て見る。あっ、やっぱり楽農舎のおネーサンが斑馬のブチに乗って散歩に来た。子供らが群がって乗せてくれとせがむので、交代で簡易乗馬体験会が路上で始まった。

今日は中断が色々入って、刻みは3本だけ。風呂いこ。

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早めにお風呂に入ってから、ゆっくり晩御飯を作ることに。牛のモツが特売日だった。先週の復習も兼ねてダッチオーブンでモツのトマト煮込み。一人分なので、足付きの6インチ。ウチの薪ストーブの狭い扉にピッタリで重宝しているけど、天板のクッキングホールにもピッタリ収まって、足を気にせず煮炊きができる。かなり使えるサイズ。

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そろそろ基礎のフーチンに使う型枠作りに取り掛かるタイミング。朝から雨だしセパレータの取り付け治具を作って、型枠用合板をクランプで固定し、ドリルで穴を空けてゆく。

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こんなのを50セットほど作り、以前曲げた鉄筋を取り付けるベースにする。ココで取り付けているセパレータという金具が優れ物で、型枠を一定の幅に固定すると同時に鉄筋をコンクリートの中に浮かせることで必要な被り厚を与え、尚且つ物凄い圧力のコンクリートから型枠が歪むのを防いでくれる。セルフビルダーの強い味方。^o^

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15程作って時間切れ終了。来週は不足が予想される基礎金物の買い出しにいくべ。そろそろ、建築確認の詰めに入るので作業時間の配分を考えんと。

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競技用のサドルを真近で初めて見た。革細工の頂点に立つ馬具の製作技術。エルメスを始め、ヨーロッパの製鞄職人の技術の源流がココにある。いつかキチンと習いたい。
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by blacklabsurusumi | 2012-11-11 16:41 | セルフビルド | Comments(2)

家作り備忘録12

連休を貰って、遅い夏休み。と、言っても、前半は家作りで、後半を旅行がてらキャンプに行きます。

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で、先週のやり残しを良く見てみると、あちゃーっ!間違うてる。切らんでええとこ切ってもた。まっ、軽傷、軽傷。同じ大きさの木っ端詰めとけばええやん。先に進もう。

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刻みを行った継手部分は、玄能で叩いて丸みを付けておく。組み上げの時に掛け矢で叩き込むと、スムーズに入るようにする為です。そして、一本づつ刻み終えると、必ず仮組みをして、ちゃんと組めるかどうかチェックしておく。そうしないと、現場で修正するのは大変だからだ。

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最後の間柱だけはゲージでチェック。とりあえず、全部オッケー。墨つけと違って、刻みは電動工具が使える部分はあっという間だけど、ノミで刻む部分はやたら時間が掛かる。そして、最後のチェックを加えると、中々進まない。今のところ予定通りだけど、もう少しピッチ上げて行かんと遅れだすやろな〜。まぁ、これから少しづつ要領も解って来るので、うまいこと合わせられればええけど。

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手刻みの主役のノミやカンナは出来るだけ早いウチに研いでおく。大きくこぼれた刃の修正は大変だし、何と言っても切れない刃物程危ない物は無い。作業効率も悪い。ワシはダイヤモンド砥石をもっぱら使う。これで、プロの研ぎに比べて八割程度の切れ味が出る。何よりも、研ぐスピードが早く、失敗が圧倒的に少ない。ワシの場合、それで良いと思っている。許容誤差内の精度が出れば文句は無い。十分サクサク切れる。

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使っている材の等級は一等。加工精度は特一等と同じだが節が多い。たまにおおきな死に節に当たると、土台がそこから水分を貯めて腐る可能性がある場合、パテで埋める。少し大目に注入して押し込むようにして余分を取り。その上からビニール袋の切れ端を貼り付けておくと、後で綺麗に剥がせるし、平坦に仕上がる。

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監督は寒いので、ストーブの番をしていて現場に出て来ない。家真っ直ぐ建てへんで、ええんか?
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by blacklabsurusumi | 2012-11-03 19:50 | セルフビルド | Comments(2)

家作り備忘録11

先週やり残した墨つけを終わらせる所から。

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ビシッと完了〜、だったらいいなぁ。

でも、思ったより遅なった。

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カヤック作った時もそうだけど、図面のスキームを材料に写して行く作業が最も緊張する。ここで間違えたら一巻の終わりというのが、最初に出て来るから、物作りの計画は慎重であるべきなんだけど、ワシの場合、ほとんど見切り発車〜。わはは、完璧なんて待ってらんねーぞー。

ところで、この週末は、地区のハロウィンだった。基地のある地区は、この田舎にあって、古くからの在所の集落に囲まれた異種空間。皆さん、色んな所から集まって来られた方々ばかり。しかも、半数以上は芸術家や工芸関係の職人さん。そんな中で、若い定住者も増え、子供達が大きくなって行く。そんなコミュニティを繋ぐ催しとして、昨年から若いお母さん方が、各家庭に呼び掛けて、子供達のTrick-or-treatingに応じてくれる家々にカボチャのサインを掲げる。

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このサインのあるウチに、子供らは思い思いの変装でドアをノックし、お菓子を貰って回る。

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さて、翌日は朝から雨。「大工(でぇく)殺すにゃ、刃物は要らぬ〜、雨の十日も降ればヨイ〜っとくらぁ。」しゃーないので、刻みに入る前に、2-3治具を作っておこう。

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上は、120mmの材に掛けて、電動丸ノコのガイド。やたらと多い直線カットをこのガイドに当ててさえいれば、楽々真っ直ぐ切れます。下は45mm幅の間柱と屋根の垂木掘り用のゲージ。墨つけと同時に幅チェックもできます。これも数百ヶ所使います。単純作業の標準化とスピードアップ。間違いも減ります。とりあえず、濡れネズミになりながら墨つけ済みの材を一本、外から取って来て治具を使ってみる。ええ感じやん。で、さらに雨は激しくなり、あちこちで落雷がピカピカ。

そんな中、スーパーウーマン中島さんが基地に遊びに来てくれました。現在、某製薬会社の開発研究員でありながら、4年後のパラリンピックを目指してフラットウォーターカヤックの練習をしつつ、90連勤という、あり得ない生活をしている彼女は車椅子でどこでも出没する。いったいいつ寝てるんだろぅ???その中島さんが、切れ切れの頭脳の持ち主でありながら、色んな事に興味を持って、ワシごときのお遊びにわざわざ見物に来るのは、何でやろー。昔から物作りとか図面とか好きなんやて。色々拙い説明をしながら、中島さんのお話も聞いて、ええ気分転換になりました。おおきに、話が終わると、今から会社に戻りますって、4駆飛ばして帰って行きました。なんちゅ女性や。

で、季節感の無いトマトが青いまんま鈴生りの基地菜園。ちょっとだけ色付いたやつを捥いで、放置しとくと勝手に追熟します。それを放り込んでトマトカレーで晩飯。
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翌日は、月曜日だけどお休みなので、早起きして始めようと思ったけど、早朝からの電動ノコの音は迷惑なので、下準備をしつつ8:00回ったところで、刻み作業全開〜っ!

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刻みの途中で、切り落とした面に、再び墨つけをする箇所が結構あるので、差し矩から、今度はスコヤに持ち替えて切っては、墨つけを繰り返しながら刻み作業。スコヤが何故150mmというサイズなのかが使ってみて初めて解った。納得。

でも、刻みは思ったより時間が掛かるぞ。半日だけなので、全然進まず、今日は3本だけ。

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にしても、たったこれだけの刻みで出た大量の削りカス。

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とりあえず、これも薪ストーブの焚き付けとしてリサイクルするけど。誰ぞが言いよったところによると、家一軒建てるとは、同じ体積の材木から家を削り出すと考えた方が解りやすいらしい。この削りクズを見ると、それも解るような気がする。
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by blacklabsurusumi | 2012-10-29 13:11 | セルフビルド | Comments(2)

家作り備忘録10

引き続き、墨付け作業。

今回は3連休と言うことで、現場監督に磨墨も同行。

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しかし、この監督さんご覧の通り、サボってばかり。午睡の真っ最中。仕方ないか。絶好の天気だもんなぁ。

ぼちぼち取り掛かっていると、地区管理のおじさんが、先週伐採したお礼にと、里芋を沢山頂いた。

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このおじさんの奥さんは、農業の師匠で、野菜作りは、素晴らしい腕の持ち主。さぞかし美味い里芋だろう。里芋は親芋、小芋、芋茎と余すところ無く頂けるし、どの部分も美味い。さて、味噌仕立ての芋煮でもすっぺかな。

本題の墨付けだが、やって行くうちに色んな発見がある。墨壺を使って真っ直ぐな線を引くにもコツがあって、ビシッと直線が引けるまで数本やり直した。差し金も同じで、線を引く時に持つ位置で安定するしないが大きく変わって来る。また、差し金の角部分は他の部分より分厚く造られており、直線部分を握って、強く抑え付けると安定するようにできていて、慣れるとスゴく使い勝手が良い。

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初日は監督が、「メシっ」、「おやつっ」、「遊べっ」とうるさいので捗らず、4-5本がいいところ。2日目は頑張って10本ほど。大分要領が掴めて来た。910mmモジュールの位置取りと、刻み部分の位置関係が頭に入ったので、スピードアップ。その晩は、ご近所の若い衆にお呼ばれ頂き、餃子と焼肉の会で盛り上がった。ビール飲み過ぎ。その中のメンバーの一人が同じタイミングで、セルフビルドの店舗を建築中。いろいろと情報交換させて貰った。

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最終日は朝からピッチ上げて行ったが5本程残して終了。来週は残りの墨付けと、いよいよ刻みに入る。

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先週まだ小さかったアゲハの幼虫が青虫に成長してた。
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by blacklabsurusumi | 2012-10-21 18:15 | セルフビルド | Comments(3)

家作り備忘録9

先週、鉄筋の曲げ加工が少し残っていたので、それを片付ける。ベンダーの扱いにも慣れていたし、体力も戻っていたので、30本程を一気に加工。10mmと13mm合計で325本。これで計算上の本数は仕上がった。でも、なんか抜けてるような気がする。まっ、いっか〜。

遅い朝食を摂っていると、依頼してた材木が到着。

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運送業者さんも大荷物なので、2人体制で来てくれてた。サッサと降ろして作業は20分程度で完了。樹種は桧。土台として使われる材としては最もポピュラーで、ある実験結果でシロアリの侵食が最も少ないという。又、硬く、変形が少ない材で、構造材のベースを支える部材としてはうってつけ。ここは、キモなので、少し良い材を張り込んだ。

終ってから近所の人と話してると、区内の管理をしている仲良しのおじさんが、「ちょっと来てくれ。」との事で、危ない木があるから伐るのを手伝ってくれと言う。見に行くと、かなり斜めに傾斜して立っており、道路の電線に掛かっている。チェンソーとクライミングの用意をして、お手伝い。無事に伐倒。

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チェンソーも一時放ったらかしにしてたので、調子が悪く、メンテナンスする事に。環境汚染を考慮して、生分解性のオイルを使っているが、親水性のようで、メンテの後はソーチェンに鉱物性のオイルを塗っておかないとサビが出てしまう。ピカピカに仕上げて、今日の作業は終了〜。風呂行こ。

翌日は土台の墨付け。気分は棟梁!^o^

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横架材(横に置いて使う材:土台、梁、桁等)の墨付けの手順は、まず樹芯の位置を確認。末口を見ると、年輪の中心がどちら側にあるかで上面が決まる。年輪がある方に反り上がるので、家の全荷重が掛かる土台は年輪のある方と反対側を上にすると狂いが出にくい。という事で上面が決定。

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上面の印と配置番地を記入。

次は、継手の墨付け。

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ここは中間に落とし込むだけの位置なので、両側に片蟻で。これは斜めに食い込む蟻溝が片方だけで止まる仕組みの継手。最近は、耐震性を向上させる為に、ホールダウン金物と言う基礎に埋め込んだボルトで柱を固定するので、継手の複雑な仕様が要求されなくなった。以前は大工の腕の見せ所だったが、法令が伝統技術を衰退させている。勿論、素人のワシは単純で強度の高い方を選び、片蟻で行く事に。ちなみに、現在の建売専門の大工さんは刻み加工を工場でプレカットして送って来るので、殆どやらない。

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次に基準線を入れて行く。写真に見えているのは間柱と管柱のホゾ穴位置。ただしこれは墨付けを間違えて入れてしまった後。とほほ。^^;基準線は芯ー芯で入れないといけないのに、継手の末端から始点を取ってしまった。本来はメス側の中心なので、さらにその中心までの距離を足さないといけなかった。反省。でも、墨はディスクグラインダーでブイーンと消せる。やり直し〜。

ところで、墨と言うのが、これまた優れもので、一度乾くと雨でも滲まない。それと、墨付けをする竹のペン。墨差しと言うが、墨と相性抜群。綺麗な鮮やかな線が引ける。ワシのようにのんびり家を建てる素人の方が、伝統工法や道具をエンジョイ出来る。墨付けの手順を一通りやって見る。

で、これは何を根拠に作業を進めるかと言うと、土台伏図。

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この図面には、継手、ホゾ、ホールダウン、アンカーボルト等の位置、継手の雌雄の側、材の寸法等、の出来るだけ多くの情報が載せてある。さらに余白に大まかな加工順の一覧を書き込んである。一本きっちり墨付けが出来たところで本日終了。

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アゲハ蝶の幼虫が、スダチの苗木に止まって葉っぱを喰っている。サナギで越冬するのかな?
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by blacklabsurusumi | 2012-10-14 14:18 | セルフビルド | Comments(2)

家作り備忘録8

今日は先週カットした鉄筋の曲げ加工。作業の標準化を考える時、注意している事は、思い込みに捉われず、機械に中途半端に頼るより、人力の方が現実的に有効ならば人力で行く事に。

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何がプラクティカルに考えて一番速くて簡単、労力が少ないのか?手持ちの道具で一番効率の良いやり方は?曲げ型を使って、一定のモーメントが掛かる長さで力を掛けると、10mmの鉄筋はいとも簡単に曲がる。実際ベンダーよりもずっと速い。角度チェックの板を使って直角を確認。速い、速い。

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曲げ位置にディスクグラインダーで印を付ける。通勤時に何気なく通り掛かった建設現場に運び込まれた、トラックの荷台に載った加工済みの鉄筋を覗いて発見。節毎にこのマークが入っている。ふ~ん、プロはこんなことやってんだ。寸法を図面通りに出す為に、意外と原始的な方法でシッカリとマーキング。でも実用的。プロほど基本に忠実ちゅうことやね。真似させていただきました。

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今日は全部で250本。終って、ふぅ〜っとなりました。風呂行こ。

翌日は同じ調子で主筋の13mmの加工に。ただ、これが13mmになると、いきなり曲げるのが難しくなる。3mmの差は大きかった。じゃあ、という事で、今度は機械に頼る事に。

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このベンダー、ラチェット式で、曲げた分の戻りを最小限にしてくれるけど、ロック機構がややこしくて、ガッチリ固定していないとラッチが外れない仕組み。さらに、立てて使うとグラグラして非常に使い勝手が悪い。

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そこで、コンパネと45mm角の木のブロックを使って、平置きの治具を作る事に。

こんなん作ってる時が一番楽しい。そして、それが思い通りの結果になると、もっと嬉しい。マージンはきちきちで設定。かなり具合が良い。体感的に労力が半分以下に。ストレスは約1/5位かな?

これでほぼ補助筋の曲げ加工は終わりに近づき、基礎周りで材料への加工が必要な物は無くなった。来週はいよいよ、土台に使う桧の材木が搬入されて来る。仕入れ先は、基地の外壁をお願いした山口県のとある林業組合。担当のおっさんは、ぶっきらぼうだが、品物の質は問題無い。なにより、業者とほぼ同じの卸価格。ネット社会とは誰にでも大幅な選択肢を与えてくれる。近くの素人お断りみたいな業者と付き合わなくても、遥かに良い条件で取引が出来る。

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基地のある地域は、結構寒い。すでに外気温が夜間15度を下回り、今年の薪ストーブ初焚き。

出来合いのピザにハムを多めにトッピングして、厚手の鋳物フライパンに載せ、ストーブに放り込む。2-3分で熱々のピザが出来上がり。秋の夜長、ビールを呑みながら、薪が燃えるのを眺めて過ごす。
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by blacklabsurusumi | 2012-10-07 12:36 | セルフビルド | Comments(4)

家作り備忘録7

天気が最高に良い。基地の周りには時期遅れの曼珠沙華が溢れんばかり。

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夏がちょっと暑過ぎた。でも、空気は確実に冷えて来ている。今日は外で鉄筋のカット作業。単純だけど大事な積み重ね。今のところ順調に作業が進んで来たけど、それは天気のお陰。これから色んな条件で作業が進む。雪の時はどうしようか、とか考えながら高速カッターから出る火花の飛び散る方向を見る。

ちょっとした加減で、スパッと切れる時とそうでない時。少しづつ慣れて、作業の標準化に繋げる。

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今日はとりあえず4mの鉄筋を50本カット。予定の800mmを250本。10本づつ束にして纏めてひと段落。明日はこれを60cmの位置で90度に曲げて、立ち上がり補助筋にする予定だったけど、台風が来た。湖西線は強風ですぐに止まるから、電車で来た時は帰れなくなる。今夜は、ご近所のピザパーティーに招かれてたけど、失礼することに。

帰って、磨墨の散歩が終わってから、懸案の図面仕上げに。

閑話休題。先週、やっと平日の休みを貰って、役所に行く事にした。先ず、管轄の土木事務所に。かなり厳めしい所という偏見を持っていたし、度々談合の醜聞の舞台。かなりネガティブなイメージがあった。実際に行って、相談して見ると、これが聞くと見るとは大違い。多少の準備はして行ったつもりだったけど、かなり気負って話を始めたけど、対応してくれた係官の方はとっても親切。素人がセルフビルドで家を建てようとする事にも丁寧に注意すべき事を説明してくれる。基本的な行政の姿勢として、建築に携わる人のサポートというスタンスがハッキリしていて好感が持てる。色々と不安な部分を聞いて見る。設計を自分でする場合の限界と許認可を得る事が出来るレベルの図面はどういうものかを解りやすく説明してくれる。感触としては、落とす為の審査ではなく、通す為の審査。自宅をセルフビルドする人は結構来るようで、建築期間が2年位と言っても、「そうだろうね」と言う感じ。相談が終わって、教育委員会の史跡課の場所を聞いたら、電話して確認してくれる。また、相談に来ようっと。

実は基地の敷地が史跡の調査確認対象となっている。教育委員会では一度建物(今建っている秘密基地)を建てた時に調査が済んでないか確認したが、古過ぎて資料が無く、新たに出せと言う事だった。しかし、建築確認前にユンボで掘削を始めるまでに出せばokという事で、申請してれば問題無く始められそうだ。

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台風の日曜日。朝は小雨が降ったり止んだりの中、磨墨と時間を掛けて散歩。昼から外は暴風雨なのでお家で図面書き。大体済んでいるけど、土木事務所の係官のオニーサンの言う整合性を確認して、精度を上げる。細かい所を見ると、結構たくさん修正部分がある。でも、ゴールは見えているので、ひたすら伏図と立面図のつじつま合わせ。建築基準法では新しい換気量の計算表。これは、建築部材のホルムアルデヒド残量を24時間換気で排気する経路と換気扇の能力を示したもので、メーカーに見積りを出したら計算書を送ってくれる。その資料として部屋別の体積表を用意しなければならない。あとは構造計算書。これは、壁面配置、つまり窓を何処に付けようか迷っているので、決まってから作る事に。

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菜園のハバネロがやっと色付いて来た。結構採れそうなので、乾燥してピザに使おう。
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by blacklabsurusumi | 2012-09-30 16:26 | セルフビルド | Comments(4)

家作り備忘録6

鉄筋の目処が立ったところで、基礎底辺部分:フーチンの型枠をどうしようかと思ってたところ、車で15分程の距離に型枠屋さんがあった。いつも通りすがら見ていた型枠屋さんの名前でググッてみると、なかなかオープンマインデッドなHPを持ってて、一般人にも快く売ったり、貸したりしてくれるらしい。で、恐る恐る入ってみると、ちゃんと話も聞いてくれて、フーチン用の型枠を欲しい旨話すと、直ぐに用意出来ないので、週末までに用意してくれるとのことで、話が纏まり、土曜日に取りに行った。中古コンパネで、基礎の総延長だけ伝えてあったけど、約束の時間に行ったら綺麗に梱包されてて、軽トラにフォークリフトで載せてくれた。しかも、きっちりの希望幅にカットしてあって、即使用可の状態で売ってくれた。値段も大変リーズナブル!ええ買い物でした。(^-^)/

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だいたい物作りが上手く行くかどうかは材料調達次第。ここの型枠屋さんだったら今後の取引も安心。これはラッキーな発見でした。

同じ日に犬友の小太郎ファミリーが基地に来たので、チョット遊んで、ご接待。楽しかったです。

翌日は、基礎と同時並行して作業の段取りを進めないといけない基礎土台の刻みをシミュレーション。ついに秘密兵器:角のみ盤登場。

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要するにホゾ切りの機械。買って長いこと放ったらかしてたので、メンテナンスから。のみ部分の錆び落としと、研ぎ出し。その他の回転部分に注油して試運転。何個か穴を開けて行く内に、操作のコツや機械の限界が分かったので、またまたモックアップを作成。

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先ずは、仕口から。これから建てる家の構造は一般的に在来工法と呼ばれる建て方。基本的に骨組み部分は材木を組み合わせて建てる。その加工を刻みと総称している。刻みは大きく仕口と継手に別れ、基礎土台の継手と仕口はほぼ単純な2つのパターンだけだ。プロの大工さんはもっと色々複雑な仕口や継手を使うが、シンプルで強度の高い組み方のみで行く事にする。ただし、土台には建物全体を支える柱が差し込まれて来るので、その位置を正確に配置しなければならない。また、個々の加工精度も求められて来る。ここをクリアすれば第一関門は突破出来る。

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だいたいオッケー。角のみ盤と丸ノコの使い方やコツが理解出来たので、作業精度は、墨付け次第。

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墨付けの作業を大幅にスピードアップしてくれる、カーペンターゲージという定規を入手。材木の形を問わず、ど真ん中に墨付けが出来るので有難い。ただし墨芯とのズレをいつも頭に入れて、誤差の少ない乾燥檜土台に使う事で生きて来るので、材料を選ぶ。

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継手はこの腰掛け鎌継ぎが一般的。基本、左右のオスメスの材木が抜けないように、カエリが取ってあるが、この部分に、滑り勾配が付けてある。つまり、叩き込んだ時にオス側がメス側に斜めに入り込んでハマるので、押す力と引く力が働いてガッチリ食い込む。外そうと思っても、チョットやそっとでは外れない。

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加工にチョット時間を喰うけど、これは安心出来るので、採用する事にした。これ考えた大工さん、天才!

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仮組みして見る。ほぼ問題無く組める。大事なのは、手前の手掛矢で軽く叩き込めないと加工精度が低いということなので、今回作ったモックアップ部材で精度チェックして行けば、土台はほぼ問題無く仕上がるだろう。そろそろ土台伏図と照らして、材木の調達に移ろう。

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基地周辺はもう秋に入っている。紫蘇の実が採れ出した。醤油に漬けて、漬物なんかに掛けると風味が良くて、美味しい。
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by blacklabsurusumi | 2012-09-24 12:07 | セルフビルド | Comments(0)

家作り備忘録5

ネタがあると筆が進む。という訳で、昨日に引き続いて朝から鉄筋加工作業。ちょっと頑張って。これが、

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これに

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でも、向こう1ヶ月分で、実労働日6~7日。後、倍の量がある。出来るっかな~?

そうこうしているウチに雨がダダ降りになって、室内へ移動。っちゅうか、単純作業にチョット飽きて来たので、別の事を。

これ、大矩という道具。物差しの巨大なやつ。

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何するかってぇと、直角を見るだけの道具。けど、これ位大きくないと、距離が長い基礎の墨芯(家の壁を支える柱の真ん中を通る線)の直角を確認するには十分とは言えない。大矩には板の真ん中に墨が打ってあって、その直線上の300mm毎に目盛りを付けてある。またまた三平方の定理で、大矩の各辺は3:4:5になっている。この倍数の辺で構成される三角形は直角三角形である事を利用したもので、線引きさえキチンとしていれば、どんなにデカくてもビシッと直角が出る。これを墨芯上に張った水糸の上に重ね合わせて、4隅の直角を確認。

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だいたいオッケーみたい(^-^)/

精度を上げるには大矩を水糸の交点付近に固定して、徐々に誤差を修正して行く。ほぼ縦横斜めの距離が設計寸法に上がったところで、遣り方の柵にビスを打ち、水糸を結ぶ。その線を基準に、基礎の外側を通る線や、基礎上に置く土台の基準線を柵の板に次々と盛り込んで行く。加工精度も全てこの基準線次第なので、ここは失敗できない。納得出来るまで精度を出す。時間が掛かっても。セルフビルドと言って、基礎だけは諦めて業者任せにする人達は、この部分で時間を惜しんでしまうんだろうなぁ。単純な事の繰り返しなんだけど。

チョット休憩。ホップが実を着けた。でも、ビールに出来る程の量は採れない。

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でも多年草なんで、越年して、来年に沢山収穫する事にする。上から2つ目の葉っぱにモリアオガエルがお尻向けて座ってるの判る?

さて、来週から土台の刻みに入りますか。頑張ろうっと。
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by blacklabsurusumi | 2012-09-17 15:13 | セルフビルド | Comments(0)

家作り備忘録4

昨日、鉄筋を買いに行った。だいたい素人の分際で家を建てようなんて言う阿呆に、職人相手の建材屋がまともに商売をしてくれるとは思えない。一度材木屋に行って、暴利を吹っ掛けられそうになったので懲りている。
で、業務需要対応のホームセンターに買いに行くことに。まぁ、普通に考えても、田舎の建材屋よりはるかに仕入れロットが多いホームセンターの方がリーズナブルな筈だ。納得の値段に気を良くして基地に戻る。120本を越す鉄筋を軽トラで運ぶには少々時間が掛かったが、お得感満載の買い物だった。それと、基礎の配筋に必要な物を必要な量だけだが、家一軒分となるとセパレーター100本、ナット、ワッシャーそれぞれ500個づつと、そのスケールに今更ながら、関わっている事の大きさにワクワクする。これでもまだ半分の量だ、先が楽しみになって来た。

とりあえず、向こう1ヶ月分の材料を仕入れたので、早速、基礎のモックアップを作る。

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まず、鉄筋を切る。高速カッターは以前から溶接用に買っていた。こうやって作業している時がいっちゃんシャーワセ。

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基礎の底版部、建築用語でフーチンと言うらしい。英語のfootingが訛ったみたい。この部分、土中に埋めるが、そこから地上に立ち上がる配筋を固定する役目がある。基礎用のコンクリートの圧力に耐えて、型枠の位置を固定すると同時に鉄筋を適当なかぶり厚を与えて、コンクリートの中に浮かす役割を持つ。

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これが完成形の部分模型。主筋は13mm、補助筋に10mmの異形鉄筋を配置。さらに300mm 毎に13mmの300mmカットを横に配して行く。縦横の交点は細い軟鉄の結束線をハッカーという工具で縛って行く。

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こんなん。で、縛った結果はこうなる。

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ちょっとしたコツがあるが、覚えるときっちり鉄筋が締まる。ポイントは締め過ぎないこと。軟鉄なので、すぐに切れてしまう。要領を得るまで何本か切ったが、もう大丈夫。

さらに、ここでも一人で間違い無く、一定のスピードを持って作業が出来る治具を作って、立上り部分の主筋と補助筋を組んで行く。先ず、上段の主筋を組む時は、

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次に、中段の補助筋を組むには、横向きに変えて、

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これで、作業をユニット化して、後々一つ繋がりのベース配筋が出来る。作業の間違い易いポイント等も判ったので、立ち上がり部分の鉄筋をひたすらカットして、曲げておかなければならない。

また、近くの型枠屋さんに話しを付けて、フーチン用の中古ベニヤ板を売って貰う事になった。新品を買うと異常に高いのと、再生した材料が使えるのはそのまま土中に埋めてしまえるので、作業効率がグンと上がる。この業者さんは後で型枠のレンタルもお願いする事になっている。早速、メールで見積り依頼を出しておこう。
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by blacklabsurusumi | 2012-09-16 20:21 | セルフビルド | Comments(1)