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磨墨(するすみ)の秘密基地

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家作り備忘録7

天気が最高に良い。基地の周りには時期遅れの曼珠沙華が溢れんばかり。

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夏がちょっと暑過ぎた。でも、空気は確実に冷えて来ている。今日は外で鉄筋のカット作業。単純だけど大事な積み重ね。今のところ順調に作業が進んで来たけど、それは天気のお陰。これから色んな条件で作業が進む。雪の時はどうしようか、とか考えながら高速カッターから出る火花の飛び散る方向を見る。

ちょっとした加減で、スパッと切れる時とそうでない時。少しづつ慣れて、作業の標準化に繋げる。

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今日はとりあえず4mの鉄筋を50本カット。予定の800mmを250本。10本づつ束にして纏めてひと段落。明日はこれを60cmの位置で90度に曲げて、立ち上がり補助筋にする予定だったけど、台風が来た。湖西線は強風ですぐに止まるから、電車で来た時は帰れなくなる。今夜は、ご近所のピザパーティーに招かれてたけど、失礼することに。

帰って、磨墨の散歩が終わってから、懸案の図面仕上げに。

閑話休題。先週、やっと平日の休みを貰って、役所に行く事にした。先ず、管轄の土木事務所に。かなり厳めしい所という偏見を持っていたし、度々談合の醜聞の舞台。かなりネガティブなイメージがあった。実際に行って、相談して見ると、これが聞くと見るとは大違い。多少の準備はして行ったつもりだったけど、かなり気負って話を始めたけど、対応してくれた係官の方はとっても親切。素人がセルフビルドで家を建てようとする事にも丁寧に注意すべき事を説明してくれる。基本的な行政の姿勢として、建築に携わる人のサポートというスタンスがハッキリしていて好感が持てる。色々と不安な部分を聞いて見る。設計を自分でする場合の限界と許認可を得る事が出来るレベルの図面はどういうものかを解りやすく説明してくれる。感触としては、落とす為の審査ではなく、通す為の審査。自宅をセルフビルドする人は結構来るようで、建築期間が2年位と言っても、「そうだろうね」と言う感じ。相談が終わって、教育委員会の史跡課の場所を聞いたら、電話して確認してくれる。また、相談に来ようっと。

実は基地の敷地が史跡の調査確認対象となっている。教育委員会では一度建物(今建っている秘密基地)を建てた時に調査が済んでないか確認したが、古過ぎて資料が無く、新たに出せと言う事だった。しかし、建築確認前にユンボで掘削を始めるまでに出せばokという事で、申請してれば問題無く始められそうだ。

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台風の日曜日。朝は小雨が降ったり止んだりの中、磨墨と時間を掛けて散歩。昼から外は暴風雨なのでお家で図面書き。大体済んでいるけど、土木事務所の係官のオニーサンの言う整合性を確認して、精度を上げる。細かい所を見ると、結構たくさん修正部分がある。でも、ゴールは見えているので、ひたすら伏図と立面図のつじつま合わせ。建築基準法では新しい換気量の計算表。これは、建築部材のホルムアルデヒド残量を24時間換気で排気する経路と換気扇の能力を示したもので、メーカーに見積りを出したら計算書を送ってくれる。その資料として部屋別の体積表を用意しなければならない。あとは構造計算書。これは、壁面配置、つまり窓を何処に付けようか迷っているので、決まってから作る事に。

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菜園のハバネロがやっと色付いて来た。結構採れそうなので、乾燥してピザに使おう。
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by blacklabsurusumi | 2012-09-30 16:26 | セルフビルド | Comments(4)

家作り備忘録6

鉄筋の目処が立ったところで、基礎底辺部分:フーチンの型枠をどうしようかと思ってたところ、車で15分程の距離に型枠屋さんがあった。いつも通りすがら見ていた型枠屋さんの名前でググッてみると、なかなかオープンマインデッドなHPを持ってて、一般人にも快く売ったり、貸したりしてくれるらしい。で、恐る恐る入ってみると、ちゃんと話も聞いてくれて、フーチン用の型枠を欲しい旨話すと、直ぐに用意出来ないので、週末までに用意してくれるとのことで、話が纏まり、土曜日に取りに行った。中古コンパネで、基礎の総延長だけ伝えてあったけど、約束の時間に行ったら綺麗に梱包されてて、軽トラにフォークリフトで載せてくれた。しかも、きっちりの希望幅にカットしてあって、即使用可の状態で売ってくれた。値段も大変リーズナブル!ええ買い物でした。(^-^)/

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だいたい物作りが上手く行くかどうかは材料調達次第。ここの型枠屋さんだったら今後の取引も安心。これはラッキーな発見でした。

同じ日に犬友の小太郎ファミリーが基地に来たので、チョット遊んで、ご接待。楽しかったです。

翌日は、基礎と同時並行して作業の段取りを進めないといけない基礎土台の刻みをシミュレーション。ついに秘密兵器:角のみ盤登場。

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要するにホゾ切りの機械。買って長いこと放ったらかしてたので、メンテナンスから。のみ部分の錆び落としと、研ぎ出し。その他の回転部分に注油して試運転。何個か穴を開けて行く内に、操作のコツや機械の限界が分かったので、またまたモックアップを作成。

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先ずは、仕口から。これから建てる家の構造は一般的に在来工法と呼ばれる建て方。基本的に骨組み部分は材木を組み合わせて建てる。その加工を刻みと総称している。刻みは大きく仕口と継手に別れ、基礎土台の継手と仕口はほぼ単純な2つのパターンだけだ。プロの大工さんはもっと色々複雑な仕口や継手を使うが、シンプルで強度の高い組み方のみで行く事にする。ただし、土台には建物全体を支える柱が差し込まれて来るので、その位置を正確に配置しなければならない。また、個々の加工精度も求められて来る。ここをクリアすれば第一関門は突破出来る。

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だいたいオッケー。角のみ盤と丸ノコの使い方やコツが理解出来たので、作業精度は、墨付け次第。

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墨付けの作業を大幅にスピードアップしてくれる、カーペンターゲージという定規を入手。材木の形を問わず、ど真ん中に墨付けが出来るので有難い。ただし墨芯とのズレをいつも頭に入れて、誤差の少ない乾燥檜土台に使う事で生きて来るので、材料を選ぶ。

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継手はこの腰掛け鎌継ぎが一般的。基本、左右のオスメスの材木が抜けないように、カエリが取ってあるが、この部分に、滑り勾配が付けてある。つまり、叩き込んだ時にオス側がメス側に斜めに入り込んでハマるので、押す力と引く力が働いてガッチリ食い込む。外そうと思っても、チョットやそっとでは外れない。

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加工にチョット時間を喰うけど、これは安心出来るので、採用する事にした。これ考えた大工さん、天才!

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仮組みして見る。ほぼ問題無く組める。大事なのは、手前の手掛矢で軽く叩き込めないと加工精度が低いということなので、今回作ったモックアップ部材で精度チェックして行けば、土台はほぼ問題無く仕上がるだろう。そろそろ土台伏図と照らして、材木の調達に移ろう。

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基地周辺はもう秋に入っている。紫蘇の実が採れ出した。醤油に漬けて、漬物なんかに掛けると風味が良くて、美味しい。
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by blacklabsurusumi | 2012-09-24 12:07 | セルフビルド | Comments(0)

家作り備忘録5

ネタがあると筆が進む。という訳で、昨日に引き続いて朝から鉄筋加工作業。ちょっと頑張って。これが、

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これに

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でも、向こう1ヶ月分で、実労働日6~7日。後、倍の量がある。出来るっかな~?

そうこうしているウチに雨がダダ降りになって、室内へ移動。っちゅうか、単純作業にチョット飽きて来たので、別の事を。

これ、大矩という道具。物差しの巨大なやつ。

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何するかってぇと、直角を見るだけの道具。けど、これ位大きくないと、距離が長い基礎の墨芯(家の壁を支える柱の真ん中を通る線)の直角を確認するには十分とは言えない。大矩には板の真ん中に墨が打ってあって、その直線上の300mm毎に目盛りを付けてある。またまた三平方の定理で、大矩の各辺は3:4:5になっている。この倍数の辺で構成される三角形は直角三角形である事を利用したもので、線引きさえキチンとしていれば、どんなにデカくてもビシッと直角が出る。これを墨芯上に張った水糸の上に重ね合わせて、4隅の直角を確認。

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だいたいオッケーみたい(^-^)/

精度を上げるには大矩を水糸の交点付近に固定して、徐々に誤差を修正して行く。ほぼ縦横斜めの距離が設計寸法に上がったところで、遣り方の柵にビスを打ち、水糸を結ぶ。その線を基準に、基礎の外側を通る線や、基礎上に置く土台の基準線を柵の板に次々と盛り込んで行く。加工精度も全てこの基準線次第なので、ここは失敗できない。納得出来るまで精度を出す。時間が掛かっても。セルフビルドと言って、基礎だけは諦めて業者任せにする人達は、この部分で時間を惜しんでしまうんだろうなぁ。単純な事の繰り返しなんだけど。

チョット休憩。ホップが実を着けた。でも、ビールに出来る程の量は採れない。

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でも多年草なんで、越年して、来年に沢山収穫する事にする。上から2つ目の葉っぱにモリアオガエルがお尻向けて座ってるの判る?

さて、来週から土台の刻みに入りますか。頑張ろうっと。
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by blacklabsurusumi | 2012-09-17 15:13 | セルフビルド | Comments(0)

家作り備忘録4

昨日、鉄筋を買いに行った。だいたい素人の分際で家を建てようなんて言う阿呆に、職人相手の建材屋がまともに商売をしてくれるとは思えない。一度材木屋に行って、暴利を吹っ掛けられそうになったので懲りている。
で、業務需要対応のホームセンターに買いに行くことに。まぁ、普通に考えても、田舎の建材屋よりはるかに仕入れロットが多いホームセンターの方がリーズナブルな筈だ。納得の値段に気を良くして基地に戻る。120本を越す鉄筋を軽トラで運ぶには少々時間が掛かったが、お得感満載の買い物だった。それと、基礎の配筋に必要な物を必要な量だけだが、家一軒分となるとセパレーター100本、ナット、ワッシャーそれぞれ500個づつと、そのスケールに今更ながら、関わっている事の大きさにワクワクする。これでもまだ半分の量だ、先が楽しみになって来た。

とりあえず、向こう1ヶ月分の材料を仕入れたので、早速、基礎のモックアップを作る。

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まず、鉄筋を切る。高速カッターは以前から溶接用に買っていた。こうやって作業している時がいっちゃんシャーワセ。

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基礎の底版部、建築用語でフーチンと言うらしい。英語のfootingが訛ったみたい。この部分、土中に埋めるが、そこから地上に立ち上がる配筋を固定する役目がある。基礎用のコンクリートの圧力に耐えて、型枠の位置を固定すると同時に鉄筋を適当なかぶり厚を与えて、コンクリートの中に浮かす役割を持つ。

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これが完成形の部分模型。主筋は13mm、補助筋に10mmの異形鉄筋を配置。さらに300mm 毎に13mmの300mmカットを横に配して行く。縦横の交点は細い軟鉄の結束線をハッカーという工具で縛って行く。

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こんなん。で、縛った結果はこうなる。

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ちょっとしたコツがあるが、覚えるときっちり鉄筋が締まる。ポイントは締め過ぎないこと。軟鉄なので、すぐに切れてしまう。要領を得るまで何本か切ったが、もう大丈夫。

さらに、ここでも一人で間違い無く、一定のスピードを持って作業が出来る治具を作って、立上り部分の主筋と補助筋を組んで行く。先ず、上段の主筋を組む時は、

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次に、中段の補助筋を組むには、横向きに変えて、

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これで、作業をユニット化して、後々一つ繋がりのベース配筋が出来る。作業の間違い易いポイント等も判ったので、立ち上がり部分の鉄筋をひたすらカットして、曲げておかなければならない。

また、近くの型枠屋さんに話しを付けて、フーチン用の中古ベニヤ板を売って貰う事になった。新品を買うと異常に高いのと、再生した材料が使えるのはそのまま土中に埋めてしまえるので、作業効率がグンと上がる。この業者さんは後で型枠のレンタルもお願いする事になっている。早速、メールで見積り依頼を出しておこう。
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by blacklabsurusumi | 2012-09-16 20:21 | セルフビルド | Comments(1)

家作り備忘録3

今日は水盛りと遣り方

これが、秘密兵器。

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オートレベルという名前の、水準点を見つけ出す道具。その水準点を描き込む杭を打ち込む。杭は前回打った基準点の延長線上外側に設置。距離1m。その杭に描き込む内容を1本のヤードスティックに盛り込んで、これを12本の杭に写し込む。

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単純な作業の繰り替えしで発生する間違いを、このような簡単な治具を使いながら防いで行くと共に、スピードアップを図る。

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その前に、水平を出す。オートレベルの仕組みは単純。長い透明なホースに水を端から端まで通し、ホースの両側のレベルを読み取る。どんなに離れていても、両端の水位は変わらないという原理を使ったもので、オートレベルを設置した側の水位が、センサーの水位と一致すると、ブザーを鳴らして教えてくれる。15mで0.5mmの誤差。恐ろしく精度が高い。水盛り作業をやってると、昔、土木工事をやってた地区管理のおじさんが見物に来て、今でもこのやり方が一番確かだと、言ってた。わり合いと素人の方が正確な仕事出来るかも。ただし、スピードはまったく本職に敵わない。この路線は最後まで続くだろうな。

チョット休憩。

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猿の経路を絶ってやったので、(先週、電柵の上で交差する枝を全部伐ってやった、ザマミロ)被害が激減。トマトが復活。

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同じ畝に植えたコンパニオンのハバネロも元気。

さて、次は遣り方。

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基準点の後ろに、両側オープンの柵のような形の遣り方(丁張り)を設置。この3本の杭に、下側がGL(グランドレベル)上側が基礎天端に50mm上がったレベルを示す板を横に渡す。これが、基礎の全ての基準となる。

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来週はこの横板に水糸を張って、基礎に墨芯を出す。いよいよ基礎の外枠が決定される。
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by blacklabsurusumi | 2012-09-10 20:02 | セルフビルド | Comments(2)

家作り備忘録2

家内が一緒に基地に来るタイミングを見計らって、今日は基準点の設置。出来たら水準点も出せたらと欲張ったが、夕立で中断。

とりあえず、隣地境界線から決めていた位置まで道路境界線上に延長線を引く。

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そこからさらに敷地内に向かって予定位値辺りに延長線を引く。適当な位置に仮の棒を立てる。その延長線上のどこかに、配置図にある北西角ドンピシャの位置があるハズ。その位置を確定すべく隣地境界線から指定位置までの距離を測る。

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ようやく交点を確認し、基準点の角杭を打ち込む。後は同じ操作で残りの3点を見つけ出し、それぞれの位置に角杭を打ち込む。4点角杭設置完了。

確認の為、対角線の長さを両方共測る。えっとぉ、直角三角形の短辺と長辺の二乗の和は斜辺の二乗に等しい訳だから、斜辺の二乗を平方で開くと、5間X6間の斜辺は14,215mmとなる。何と!片側の斜辺はドンピシャ。もう片側も10mm以内。±5mmとはほぼ完璧。出来過ぎ。これで、平面図上の家の四隅が決まった。後は、水平線上の四隅を決定すると、遣り方を開始出来る。

ここでチョット休憩。(^-^)/

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体を冷やして、また作業開始。来週の遣り方に使うオートレベルの取り付け板を作る。

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さあ、次は水糸を引けるよう、貫き板の設置。それが終れば、確認申請を通すまで基礎配筋や刻みの準備に入ろう。
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by blacklabsurusumi | 2012-09-02 18:55 | セルフビルド | Comments(0)