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磨墨(するすみ)の秘密基地

surusumi.exblog.jp

家作り備忘録313A selfbuilder’s note

連休明けから再スタート。今回はちょっと不動産の家から離れて、動産の家作りを開始。
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お天気が続き、ブルーベリーの花がいつもより早く開花をむかえている。

さて、動産の家。我が家を自分で建てると決めた時、災害に強い家をコンセプトに作ろうと思って来た。耐震強度もそうだが、ライフラインが遮断されても、通常の生活を送るに困らない家。3トンの雨水が貯められるタンク。どの部屋でも薪で煮炊きできる設え。太陽熱をダイレクトゲインで利用出来るシステム。それにソーラー発電システムと、未着手のシステムもあるが、オンゴーイングで完成に向かってる。でも、どうしても災害のパワーが勝り、家が被災した時に、逃げ込めるシェルターとして、今回は移動秘密基地製作に着手。もちろん、シェルター以外の使い道は無限大。将来来る巨大地震にも対応するシェルターである一方、Xデーまではキャンピングシェルとして楽しむつもり。
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とりあえず、いつものプロ向けのホームセンターで、基本的な材料を仕入れる。この軽トラの荷台に乗せるキャンパーシェル。基本的なテーマは「出来るだけ軽く、強く作ること。」
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製作用のプラットホームと軽トラの荷台。荷台が鉄パイプの直径分低い。そうする事で、コロを使って簡単に荷台にシェルを移動させることができる。先ずは、床面のフレームを作り、実際に荷台に置いて、スタートで大きな間違いが無いか確認。
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次に側面のフレームを組み立てる。強度、軽量化の意図から、フレーム素材は間柱専用の集成材。強度を上げる為に、組み木部分を出来るだけ多くする。
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フレームを組むと、直ぐに断熱材を張り込む。立ち上がり面とオーバーハングは全てポリエチレンフォーム。0.5〜1mm大きくカットして、押し込むように張って行く。後で断熱効果が随分と変わって来る。
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後の工程を考え、床面を完成させる。遮熱効果を狙って、床面と天井はロックウールのボードを張り込む。裏返して一番強度の高いグラスマットを張り込み、また表に返して、床板を張り終える。
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天井の合板は三枚張り合わせで真ん中は15mm高くなって、左右に水勾配を付けてある。合板の外壁は、カヤックを作る為に買い貯めていたマリングレードの耐水合板。オービタルサンダーでヤスリを掛けて、拭いた後、FRP加工する為にプライマーを塗って乾かす。
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その後、一度薄くポリエステル樹脂を塗って、そこにグラスウールのシートを張り込み、再び樹脂を上塗りする。硬化したらポリウレタン塗料を塗って仕上げる。これで耐候性も格段に違って来る。久しぶりにFRP加工したが、あまり好きになれない。でも、道路を移動するというのは、極めて過酷な天候に曝される。現在のところ、最善の方策だろう。
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やっとのことで重い天井を載せた。
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天井を載せた後、全体の歪みを矯正しながら、立ち上がり面と固定する。それぞれの面も全て同じ手順でFRP加工を施し、フレーム同士をがっちりネジで留める。全体像が見えてきた。
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移動中の電源は車のシガーソケットの他、オーバーハングに組み込んだソーラーパネル。
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外壁と面合わせをして、隙間にコーキング。雨仕舞いを徹底的にやらないと、走行中の水圧は想像を超えている。
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ソーラーパネルの設置がすんだらドアの調子を合わせる。
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ドアの動きが確認出来たら、後面の壁を貼る。この面は、強度はあまり要らないし、耐水性も特に必要無い。クロスを入れずにFRP加工する。
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オーバーハング下と前面も同様に、クロス無しのFRP加工して、窓の枠を取り付ける。ここはアクリルのボードを窓とする予定です。
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開口部を残して、一旦内装へ。キャンパーの中心、寝床の作成。縦半分は固定。残り半分は床に収納され、さらに二分割。
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半分のフレームを引き出して、ボードを載せて、畳ボードを載せると、お座敷が出現する仕掛け。今回はここまで。

# by blacklabsurusumi | 2019-05-31 20:53 | セルフビルド | Comments(0)

家作り備忘録312 A selfbuilder’s note

最近は月一報告に堕しております。
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今年も我が家の桜は咲いた。一番メインだった大枝が昨年秋の台風でヒビが入り、年末の大雪でボッキリ。作業小屋の屋根にダメージを与えて、切り落とすことに。
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少しずつ生活の利便性を上げるパーツ作りに着手出来るようになり、今回は、キッチンドロワーの取手作り。まず、寸法に切った丸棒10mmにグラインダーを当て、接続部を鑞付け。ベンチバイスで寸法を出す。
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取手の柄の部分にボール盤で穴を開けて、そこにタップを切る。
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仮付けで、位置確認。
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必要数分作って。
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グリップ部分の革を切り出し、
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これを縫い付けてゆく。
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同じく必要数作る。
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良い感じだ。
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取付け完了。弁柄の赤とトーンオントーンで良い感じに。
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再び我が家に日本ミツバチの群れが住んでくれる事になった。昨年の秋に、僅かな隙を突かれてスズメバチの襲撃を受け、前の群は崩壊。春になって、養蜂仲間から、分蜂が始まったので、捕りに来ないかとお誘いを受け、無事捕獲。約一週間観察して、どうやら定着した様子。また一緒に歩んで行きたい。
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粗方扉を付け終わったキッチン、ダイニングから一旦板の間に移り、工房を片付けて、囲炉裏を設置。灰床を板金で切り出し、加工。
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真ん中は板金で輪っかを作り、砂をカチカチに押し込む。魚を焼く串が立つ辺り。五徳も置く場所。
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一冬過ごして溜まった、薪ストーブから出る雑木の灰を敷き詰める。
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自在鉤も釣って、一応完成。古い風炉付きの茶釜は、お燗を付けるのに良いかな?
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家作りとは同時進行だった溶接技術の職業訓練が丁度同じタイミングで終わりを迎えた。約半年という時間はあっという間に過ぎた。自分でも良く勉強したと思う。
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最後の日。講師が、「好きなもの作って構わない。」というから、短時間で製作してみた。この板厚に対して適正な材料と溶接法を使い、キチッと箱を組立てる。無理なく必要な強度を持ち、正しい精度で組み上がる。これは、もっと大型で複雑な構造物を作れる事を意味する。どうやら、次のステージに移る機が熟したようだ。時を同じくして、元号が変わり、新しい時代が幕を開ける。変化を楽しみながら、次の目標に向かって歩き出そう。

# by blacklabsurusumi | 2019-04-22 23:20 | セルフビルド | Comments(0)

家作り備忘録311 A selfbuilder’s note

家の方は、ボチボチやってます。やっと春らしい陽気がやってきた。
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今年は梅が表の年なので、梅の実は豊作のはず。梅ジュースはもちろん、梅干しにも久しぶりに手を出してみるつもり。
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階段の小さな三角コーナーにも天板を置いて、扉を付けた。棚板は何に使うか決まってから取り付けることにしよう。
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塞いで無かったリビングの天井とロフトの隙間。ここは桟を打ち、縦向きに羽目板を置いてゆく。必要な配線をしてあるので、電灯のタップを表に出しておく。
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台所に行って、IHヒーター下の棚に扉を付けた。ここはピッタリに仕上げて、初めて全被せのスライド蝶番を使ってみた。微調整が上下左右ある程度自在に変えられる。便利なパーツだ。
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大型のカッティングボード上の収納棚にもスライド蝶番を付けるが。こちらは半被せ。反りを矯正したつもりだが、緩い外向きの反りが入った。とりあえず、このまま使う。
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いよいよ、大物の玄関収納に着ける扉を作成。まず、枠の半身を作る。高さが260cmあるので、暴れ方がひどい。枠の裏半身を組む。
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左右両端に裏枠と同じ厚みの両枠に枠を入れ、そこに5mmの隙間を作る為、スペーサーを当てながら羽目板を挟み均等に合計21枚仮置きしてみる。
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こんな感じで通気性は折り紙付きの、縦長の扉が出来る。
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かなりいい感じです。ここでもスライド蝶番を使い、ピッタリ収まった扉が隣に干渉する事無く、自由に開閉する。なかなか上出来。

# by blacklabsurusumi | 2019-03-24 23:18 | セルフビルド | Comments(0)

家作り備忘録310 A selfbuilder’s note

磨墨が虹の橋を渡ってから1週間。ボーっとして、ただ日々を過ごしていた。でも、なんか「オトハン、しっかりせいっ!」って声が聞こえた気がして、家造りを再開。
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持て余す暇なんて無い。前進あるのみ。家造りを再開すると、色々やる気が湧いてくる。学校で真剣に勉強して、美味しいご飯を作り、ランニングで記録を追い、新しいプロジェクトも再開した。少し充実感を取り戻した。

家造りの再開は、懸案の吊り戸棚の扉から。一度作った扉のサンプルが気にくわなくて、放置してたのを、スッパリ見切って、新たに作り直した。細かな溝切りを億劫がってたのを、キッチリ手順を見直し、無駄を省いて軽く、頑丈に設計して、サンプル作成。前回の不出来を克服出来た。量産(と言っても12枚だが)にも耐える仕上がり。
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端材や節だらけだけど、使えると踏んだ材料は見かけが悪くても使った。後で見栄えなんてどうとでもなる。手順もルーティン化して、時短に努めた。無駄が消えて行く。材料のセットさえ切り出せば、組むのは至極簡単。
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半かぶせのキャッチ付きヒンジは、出来るだけ古い水屋の取り外しを再利用。
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落下防止も兼ねて、タオルの収納棚に別枠でキャッチを取り付け。
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隙間は、1-1.5mmに抑えて調整。外観上は問題ないレベルでスムーズな開閉動作が出来るように。
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キッチンの上の大収納は大型の鍋達が楽に出入り出来る様に、前後突き通し。
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見かけは悪いけど、キッチリ寸法は出せた。開閉もスムーズに。
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壁一面鉄錆色の調理台上の扉は、反りを取って弁柄と柿渋で二回塗装。後は乾燥を待つだけ。風邪ひいてゲル化した古い無臭柿渋を無理矢理使ったが、拍子抜けする程、簡単に馴染む。残りは来週。
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磨墨の祭壇は、献花で溢れています。犬友の皆さんありがとう。磨墨は幸せ者です。

# by blacklabsurusumi | 2019-02-12 23:24 | セルフビルド | Comments(2)

磨墨日記 最終回

磨墨は星になりました。

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去年の暮れから闘病生活に入り、約三週間。頑張って来ましたが、昨日午後9:30頃、15歳と8カ月の生涯に幕を閉じました。生前は皆様に大変可愛がって頂き、お礼の言葉もございません。本当にありがとうございました。

去年の7月にワシと一緒に滋賀の新居に移住。大阪に比べて快適な気候の滋賀では、朝夕の散歩の途中での湧き水で、暑い夏を軽く乗り切り、健康的生活を取り戻していた。前の年に罹った皮膚病も完治していた。体力も大幅に回復して、秋には小走りで散歩出来る15歳の元気おばあちゃん。
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でも、秋が終わる頃に、喉に異変が発覚。少し腫れているかなという喉が一ヶ月で見る見る大きく膨れ、リンパ腫が身体を蝕んでいた。すぐ抗がん剤治療を開始。今度は体力を擦り減らして、投薬を中止。合併症を引き起こし、ステロイド治療でクタクタに。一旦治療を打ち切り。それから一進一退を繰り返し、凄く元気を取り戻した一瞬もありましたが、天寿を全うするに到りました。本当に良く頑張った。
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磨墨との最後が一夜明けた今朝は、朝から棺を手作りして、ささやかなお見送りを。花屋の大将が「持ってけ、持ってけ」と、ドッサリ花をオマケしてくれた。「おい、磨墨よ、ついてるねぇ。」お香を焚いて、好物のお菓子や果物も色々棺に入れた。虹の橋までの旅路でお腹が空かないように。午後には火葬場から戻り、随分と小さくなった。このお炊き上げで、西方浄土に向かったのかな?
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きっと常夏の天上界で、冷え冷えの湧き水に浸かりながらワシが行くのをノンビリと待ってるんだな。きっと。では、再びお目にかかるまで。

# by blacklabsurusumi | 2019-01-26 19:44 | するすみ日記 | Comments(6)