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磨墨(するすみ)の秘密基地

surusumi.exblog.jp

農作業日誌其の拾伍

今日は蕎麦の脱穀の日

朝から天気は抜群。スルスミ母もお手伝い。庭にブルーシート広げて、脱穀モードにセッティング。暇があれば脱殼機を作ろうと思ってたけど、唐箕作ったら置き場所に困る位デカかったので、来年のライ麦迄置いといて、原始的な脱穀方法を採用。

平たく言うと、プラスチックのコンテナひっくり返して其れにバシバシ打ち付けるという粗放なやり方。ユーチューブ色々見たけど、結構この方法が多いのにビックリ。大半が自家消費の蕎麦の脱穀にそんなお金掛けてらんないのか、田舎のおっちゃん、おばちゃん達の暇つぶしなのか、のんびりダベりながら脱穀の図。それにもまして、蕎麦の実の脱落のしやすさに助けられて、作業は快調に進む。邪魔係のスルスミも横にドッグベッド持って来て、ホカホカになって寝て居る。かなり牧歌的な風景。


脱穀はテッテーして実を落とす。バシバシして落ちなかったら熊手で小削ぎ落とす。次々と茎だけの藁束が出来上がる。途中、お隣さんが幼児を連れて体験に立ち寄り(つまり、「きゃ~、おもしろそ~チョットやらして~状態)、ほぼ中断状態を挟んで昼前には脱穀終了。直ぐに選別に移る。


唐箕に扇風機をセットして1回目の選別を行なう。おぉ~!ええ感じ。手前の箱には重い実が溜り、奥の箱には軽い実と茎や葉が分別されてる~。欲を言えば、もうチョットカラカラに乾燥していたら、この風量の弱い家庭用サーキュレーターでもバンバン葉っぱを飛ばす事が出来たんちゃうやろか。でも、贅沢は言わず、2度掛けすればだいたい綺麗になる。ただし、脱穀の時に房になって落ちた粒が上手く選別出来ないので、篩に何度か掛けて、手で揉んで、やっと分別。


どれ位収穫出来たんやろ。玄蕎麦の状態で米の10kg袋に一杯位か?体重計が無いので判らん。これからまた、実だけで乾燥させ、磨きと言って洗いながら不純物や砂、泥を落として、再び乾燥させ、食べる直前に臼で挽いて蕎麦殻と白い実を分けたりしてると、口に入るのは僅かだろうな。でも楽しみやな。今からやと、年越し蕎麦か?
by blacklabsurusumi | 2010-11-24 22:30 | 農的生活
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