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磨墨(するすみ)の秘密基地

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農作業日誌其の廿七

やっとライ麦の脱穀が終って、大豆や落花生の世話が出来る。

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今週の庭チェックは、まずキウィ。猿が来たらしい。でも、前回爪で引っ掻いただけの実が落ちてたので、拾って裏返して見てみると、齧った跡がある。バーカっ!この時期の実は相当渋い筈。ざまみろ。植え直したネギは案の定、抜かれてた。ブラックベリーは最初に見掛けが熟れている実を食べて、渋かったので、他に手を着けて無い様子。ゴーヤは順調に弦を伸ばしている。

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一番嬉しいのはミョウガが初めて顔を出したこと。3年目にして苗の生育面積が倍に。

庭のダメージが少なかったので、畑に出てみる。回りが大分草ボーボーになって来た。とりあえず、大豆の畝に入る。結構個体差が激しく、まだ三葉のものから6葉のものまでいろいろ。一個しか発芽しない苗もあれば、三粒全部発芽して大きく育っているものも。元気に三粒発芽している苗から空白部分に植え替えると、ほぼ6畝全部がバランス良く植え付けられて、キレイに揃った。後は、雨さえ降ってくれればと思ったら、願いが天に届いた。夜間は久々の土砂降りっ!かっ、完璧や~。翌日見に行くと、うな垂れてた植え替えの苗が、嬉しそうに天に向かって葉を広げている。

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ビギナーズラックまだまだ続く。雑草を抜いて、競合が無くなった落花生は盛んに花を咲かせている。出遅れは取り戻せそう。

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帰って、ライ麦を挽こうと思ったら、前の米粉が付着しているので、洗って乾かしいる間に、台座を作るモチベーションが湧いて来た。このタイミングを逃すとやらないから、直ぐに道具と材料を揃える。材料は3cm厚の寄木の板。60cm平方位。真ん中の石臼が載る部分と縁を残して、これを1cmの深さでお盆状に掘る。となると、ルーターしか無い。久しぶりに取り出して、説明書見ながら、8mmのバイトをチャックで固定し、ガイドを着け、まず中心から円状に台座の縁を削り出す。時々外れそうになるコンパスの軸足を押さえながらグルリと一周円を描く。次にアタッチメントガイドを替えて直線に移り、外縁を削り出す。木の目に対して縦方向は割れが入り易く、横方向は削り易いがカスが溜まり易い。加減が解ると一定の速度で削れるが、節や年輪の幅が変わると弾かれてしまう。忍耐と集中力。こういう作業向いて無いなぁ。一周回ると、ガイドを削り出すバイト幅の分広げて、真ん中に向かって掘り進む。結構時間掛かったけど、何とか終了。後はディスクグラインダーで毛羽を除いて仕上げる。はへぇ~。できたぁ~。あ~しんど。今日はココまでで温泉へ。

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翌日は朝から粉挽き。ライ麦パンのレシピをクックパッドで確認して、とりあえず500g挽くことに。台座は快適そのもの。石臼の回りに次々とライ麦の粉が、蟻の巣の入口みたいに積み上がって行く。

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芯の鉄パイプの中に入って行った約50gを除いて、約450gが挽き上がる。さらにこれを篩いに掛けて、95gのフスマと345gの全粒粉に別ける。歩留まり約7割。まあまあやね。

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後はクックパッドのライ麦パンの中から適当に選んで、窯に火を入れて準備。今回はハード系をチョイス。いつものように捏ね無いタイプ。クープを入れることにしたので、表明をつるんとした形に丸く仕上げる。カッターの刃を折って新品に。スパッと、きっ、切れない。3個目に刃を長く出して切ると、上手く来れた。面倒臭いのでそのまま窯へ。

2次発酵している間に、畑に出て草刈り。刈り取った草はマルチとして里芋の畝に敷き詰める。師匠から搾りたてのトマトジュースの差し入れ。大豆も昨日の雨で元気良く背伸びしている。来週、追肥やな。落花生は中耕して、地上根を土にいれ易いようにしよう。

基地に戻って、クープのはいったパンを焼く。今回は表面のパリパリ感を出す為に、ダッチオーブンの中に霧吹き。パンの表面にも。片付けをしていると、所定の15分が経過。蓋を開けると、キレイにキツネ色に焼けたライ麦パンが。味はシッカリとして滋味があり、ほんのり甘味がある。美味い。新聞紙に包んで持って帰る事に。来週はスルスミと沢登りや。
by blacklabsurusumi | 2011-08-01 16:04 | 農的生活
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