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磨墨(するすみ)の秘密基地

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ストラトチャージドエンジン

前回、取り上げたストラトチャージドエンジン。早速、今の草刈り機がガソリン漏れを起こす様になっていたので、後継としてゼノアのエンジン刈払機 BCZ300W-EZを注文。

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週末に合わせて基地に届けて貰うことに。いつものネコさんのおネーサンから「置いといたよ~。」の留守電が入ってた。着いてから早速梱包を解き、組み立てる。

エンジン本体とシャフトが別々の箱に入ってる。アクセルとキルスイッチのケーブルがシャフト側から伸びてて、アクセルワイヤーと同じ被覆でエンジン側に接続する。プラスマイナス関係無しにどっち側からでも端子を差し込める、サルにも出来る接続っ!ワイヤーの外れ防止キャップを取り付けて、シャフトをエンジンのクラッチに差し込むと接続完了。

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とりあえず、付属のチップソーを取り付けて、エンジン始動。この機種はアクセルリリース用のセーフティレバーが付いていて、放すと自動的に回転が止まる仕掛けになっていて、ちと面倒臭い。まっ、じきに慣れっしょ。

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背負い方も今までの片掛けのストラップじゃなくて、フルボディのハーネスタイプ。肩凝れへん。(^-^)/

エンジン音は前のリョービに比較するとかなり静か。耳障りなバリバリ音がしない。そしてなんちゅっても振動がかなり少ない。これで体への負担が大幅に軽減される。それと、これホンマに30ccかっちゅう位ガソリンが減れへん。このクラスの刈り払い機では、30ccはほぼ最大。この上は、エンジン本体を背負う分離型になる。

実際使ってみて、やはりエンジンが大きい分トルクがあり、低速でも力強い。次はナイロンワイヤーのアタッチメントを付けてやってみよう。久しぶりにチップソーで刈ったんで、庭の草、虎刈ってまった。(^_^;)

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調べてみると、以前買った2台目のハスキーのチェンソーがどうやら、EーTECHとして発表した同じ仕組みの層状掃気タイプの同型エンジンらしいことが判った。らしいと言うのは、ストラトチャージドエンジンとほぼ同様のメリットがあることが記載されているが、国産と違って、しょーもない機能を針小棒大に言うアメリカの広告は逆に核心的な事項は徹底的にお茶を濁す所があり、完全にパテントが取れるまで、オープンにしない。因みに、ワシの359はアメリカ国内向け仕様の並行輸入品。

その特許が日本の小松系譜の技術力ではかなり屁みたいな部分を、ハスキー傘下に入った事で自由に使えるようになり、本家の性能を悠々と凌駕するエンジンを作り上げた。同様の機構でありながら、ハスキーよりも15%近く燃費がよろしい。ゼノアやるもんだね。まぁ、どちらにしても、長い間、やれ瞬発力や、パワーやと言う事で、環境対策に目を瞑って来た2ストエンジンの歴史に於いてこの層状掃気型のエンジンは、明らかにエポックメイキングだし、バイクを始めとする多様な内燃機関の製品を持つハスキーにとって、さらに大きなビジネスチャンスをもたらすだろう。又、国内販売でゼノアと組んだメリットは非常に大きいだろうな。

加えて、メンテの簡便さも特筆だし、ワシのような年寄りにも見て解るシンプルな構造もありがたい。今回の買い物は正解だったと思う。
by blacklabsurusumi | 2012-07-08 21:20 | 農的生活
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