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磨墨(するすみ)の秘密基地

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家作り備忘録8

今日は先週カットした鉄筋の曲げ加工。作業の標準化を考える時、注意している事は、思い込みに捉われず、機械に中途半端に頼るより、人力の方が現実的に有効ならば人力で行く事に。

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何がプラクティカルに考えて一番速くて簡単、労力が少ないのか?手持ちの道具で一番効率の良いやり方は?曲げ型を使って、一定のモーメントが掛かる長さで力を掛けると、10mmの鉄筋はいとも簡単に曲がる。実際ベンダーよりもずっと速い。角度チェックの板を使って直角を確認。速い、速い。

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曲げ位置にディスクグラインダーで印を付ける。通勤時に何気なく通り掛かった建設現場に運び込まれた、トラックの荷台に載った加工済みの鉄筋を覗いて発見。節毎にこのマークが入っている。ふ~ん、プロはこんなことやってんだ。寸法を図面通りに出す為に、意外と原始的な方法でシッカリとマーキング。でも実用的。プロほど基本に忠実ちゅうことやね。真似させていただきました。

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今日は全部で250本。終って、ふぅ〜っとなりました。風呂行こ。

翌日は同じ調子で主筋の13mmの加工に。ただ、これが13mmになると、いきなり曲げるのが難しくなる。3mmの差は大きかった。じゃあ、という事で、今度は機械に頼る事に。

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このベンダー、ラチェット式で、曲げた分の戻りを最小限にしてくれるけど、ロック機構がややこしくて、ガッチリ固定していないとラッチが外れない仕組み。さらに、立てて使うとグラグラして非常に使い勝手が悪い。

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そこで、コンパネと45mm角の木のブロックを使って、平置きの治具を作る事に。

こんなん作ってる時が一番楽しい。そして、それが思い通りの結果になると、もっと嬉しい。マージンはきちきちで設定。かなり具合が良い。体感的に労力が半分以下に。ストレスは約1/5位かな?

これでほぼ補助筋の曲げ加工は終わりに近づき、基礎周りで材料への加工が必要な物は無くなった。来週はいよいよ、土台に使う桧の材木が搬入されて来る。仕入れ先は、基地の外壁をお願いした山口県のとある林業組合。担当のおっさんは、ぶっきらぼうだが、品物の質は問題無い。なにより、業者とほぼ同じの卸価格。ネット社会とは誰にでも大幅な選択肢を与えてくれる。近くの素人お断りみたいな業者と付き合わなくても、遥かに良い条件で取引が出来る。

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基地のある地域は、結構寒い。すでに外気温が夜間15度を下回り、今年の薪ストーブ初焚き。

出来合いのピザにハムを多めにトッピングして、厚手の鋳物フライパンに載せ、ストーブに放り込む。2-3分で熱々のピザが出来上がり。秋の夜長、ビールを呑みながら、薪が燃えるのを眺めて過ごす。
by blacklabsurusumi | 2012-10-07 12:36 | セルフビルド
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