磨墨が虹の橋を渡ってから1週間。ボーっとして、ただ日々を過ごしていた。でも、なんか「オトハン、しっかりせいっ!」って声が聞こえた気がして、家造りを再開。
持て余す暇なんて無い。前進あるのみ。家造りを再開すると、色々やる気が湧いてくる。学校で真剣に勉強して、美味しいご飯を作り、ランニングで記録を追い、新しいプロジェクトも再開した。少し充実感を取り戻した。
家造りの再開は、懸案の吊り戸棚の扉から。一度作った扉のサンプルが気にくわなくて、放置してたのを、スッパリ見切って、新たに作り直した。細かな溝切りを億劫がってたのを、キッチリ手順を見直し、無駄を省いて軽く、頑丈に設計して、サンプル作成。前回の不出来を克服出来た。量産(と言っても12枚だが)にも耐える仕上がり。
端材や節だらけだけど、使えると踏んだ材料は見かけが悪くても使った。後で見栄えなんてどうとでもなる。手順もルーティン化して、時短に努めた。無駄が消えて行く。材料のセットさえ切り出せば、組むのは至極簡単。
半かぶせのキャッチ付きヒンジは、出来るだけ古い水屋の取り外しを再利用。
落下防止も兼ねて、タオルの収納棚に別枠でキャッチを取り付け。
隙間は、1-1.5mmに抑えて調整。外観上は問題ないレベルでスムーズな開閉動作が出来るように。
キッチンの上の大収納は大型の鍋達が楽に出入り出来る様に、前後突き通し。
見かけは悪いけど、キッチリ寸法は出せた。開閉もスムーズに。
壁一面鉄錆色の調理台上の扉は、反りを取って弁柄と柿渋で二回塗装。後は乾燥を待つだけ。風邪ひいてゲル化した古い無臭柿渋を無理矢理使ったが、拍子抜けする程、簡単に馴染む。残りは来週。
磨墨の祭壇は、献花で溢れています。犬友の皆さんありがとう。磨墨は幸せ者です。